
嘉永一朱銀 Ic PCGS MS64です。
これが本座かどうかわからない状態でも、おもてIのものを!で調査すると、裏a、b、c、d、eが発見できる。
裏a、b、c、d、eに対応するおもて面を探すと、A、B、C、D、E、F、G、H、が見つかるこれで大規模組み合わせ集団が見つかる。
安政一朱銀についても同様の調査を行えば、別の大規模組み合わせ集団が見つかる。
これら2つは他の集団よりはるかに大きく、銀質も良いので、可能性としては。。。
どちらかが本座でもう一方が別座
両方とも本座
という可能性がある。
結論はどちらも本座とされているが、銀座包で確定したのか、状況から判断したのかは不明。I
(2025年 10月 16日 18時 32分 追加)状況から見れば、天保一分銀→安政一分銀と極印を変化させているので、一朱銀にもしかるべき変更を加えていたはずだと考えた。
実際に片方の集団は天保的書体で、片方は安政的書体であったので、そうなのであろうと判断した。
(2025年 10月 16日 18時 39分 追加)完全に確定はできないけれども、この分類に反対できる意見を出せそうにないので、確定とみなしていいんでしょうな。
片方が別座という論理的主張は難しそうです。
(2025年 10月 16日 18時 50分 追加)この流れで言うと
天保一分銀(東京)-嘉永一朱銀セット製造
安政一分銀(東京)-安政一朱銀セット製造
玉座一分銀-なし
明治一分銀(東京)-明治一朱銀セット製造
玉座一分銀を東京製造とすると不自然なんですよね。。
わざわざ安政一分銀と区別するために玉座を作ってるんだから、当然玉座一朱銀も区別のために製造されてしかるべき。
ないのは玉座一分銀が大阪製造とするとしっくりくるんですよね。
(2025年 10月 16日 18時 52分 追加)大阪では一分銀が製造されたが一朱銀は製造されなかったんですね。
(2025年 10月 16日 22時 49分 追加)もともと銀座のルールが確立したのは、新南鐐二朱銀の時代で、おもて面、裏面の複数極印を使ってコインを作っていた。
その進化系が一分銀で、周囲の点の代わりに桜を用いて、桜の逆と文字をセットにしてより偽造者がミスりやすく製造した。
実際偽造されたものは逆桜と文字が一致しないものが多く、それなりにうまくいっていたようである。
ただ、本当に本格的に理解して偽造されたものもあり、その場合、銀質、違和感で感じ取るしかないものもある。
(2025年 10月 16日 23時 10分 追加)明治時代にはかなり偽造者も熟達したようで、「右短川常系」などはかなり本座を勉強して偽造したものと思われる。
まず、ある逆桜に複数の文字が掘りこんであったり、違う逆桜に同じ文字が掘りこんであったりしない。
これらは、別座一分銀によくある誤りである。
右短川常系はよくミスりやすい部分以外はかなり精巧に本座に合わせて作ってある。
よくミスりやすいのは「全金」と「半欠金」の間違い。
この罠にしっかりひっかかっています。
具体的にはおもてHについて見ると本座のものは「半欠金」なのに、右短川常は「全金」になっている。
その他もいろいろ本座と違うところはある。
(2025年 10月 16日 23時 21分 追加)右川常系Kcは、短柱銀であるという点では正しいのですが、10画が12画に接していることもひっかかってますね。
本座だと10画まで12画は届いていない。
ほかにもミスりやすいとこいっぱいミスってますね。
でもお上手です。
(2025年 10月 17日 16時 53分 追加)あと、MeのMとMhのMのおもて面「銀」の第6画、7画がそれぞれ異なるし、本座とも違ってるね。
この辺も間違いやすいところだね。
1つの逆桜で、全く違うわけではないんだけど、重要なところをミスって違うものができているところがなんとも惜しい。
でも本座では意図して作ってるから間違えることはありえないんですね。
(2025年 10月 17日 16時 54分 追加)当時の彫り師の技術は明治銀貨を掘れるぐらいなんだからこんなの朝飯前にできる感じですね。
(2025年 10月 17日 17時 07分 追加)絶対本座ならしない間違いを文字に複数彫りこんでいるので、右短川常は偽物だとわかる。
銀質60%以下、製造量でとどめさすか。
(2025年 10月 17日 17時 44分 追加)あと金座人妄想も含めて否定しておかないとね。