-- 昭和の仕入れの鍋の蒸板　直径１８ｃｍ

昭和の仕入れの鍋の蒸板直径１８ｃｍを出品します。

今や何でもレンジでチンの時代ですが、昔はご飯を温めたり饅頭を蒸かしたり、茶わん蒸しも作るのも蒸鍋でしたものです。

金物屋だからって肩持つわけじゃあないけれど、饅頭を蒸かすのはやっぱり蒸し器がおいしいね。って思います。

個人的なことを言って恐縮ですが、粒餡よりも漉し餡のまんじゅうが好きです。

これを蒸器で程よく蒸して、皮はしっとりふっくら、こんなにしっとりするなら、私の顔も蒸たいよう。

口一杯にかぶりつけば、クリームのようになめらかな餡は熱々でアッチッチと火傷しそう。そこに冷たい牛乳をガバ～ンと流し込んで「どうせ食べるなら、美味しく食べなくちゃあね」と幸せな気分になります。

「なんでこんな板だけあるん?」と母に聞いたところ、

昔は鍋に敷いて蒸したのではなく、お釜に敷いて蒸し物をしたのだそうです。

お釜はテーパーになってるので鍋と違ってぴったりしたサイズでなくてもアバウトな大きさで蒸せたのだそうです。

それを聞いて「なんて自由な使い方でしょう！」と感心しました。私はかねてからタオルや手ぬぐいにも感心しています。

「さあ。お立合いッ。わたしゃタオル協会の回し者ではないけれど、タオルの凄さを云っちゃうよ。

顔を拭くのは当然だ。頭に巻いて汗とりだ。顔に回せばマスクになって、首に巻けばすぐに洗えるマフラーだ。手に巻けば手袋代わりときたもんだ。おっとそれだけじゃあないんだよ。お腹に巻けば腹巻代わりだあ。」と娘に講釈を垂れてます。

昔仕入れたまま売れずに残っていて、キズや小さなへこみもあります。

それでも良いと言って下さる方にお願いします。

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