1947年生まれ、フランスはディジョン出身の非常に個性的なシンガーソングライターで、当初はドラムス奏者として出発したという何でも演奏できるマルチな異才、アルベールマルクールの79年発となる3作目。オリジナルLP盤のリリースはなんと外資大メジャーのフランスPhilipからというのもこの音楽性を考えれば有り得ないと思えるほど。で、本掲載盤はこれの再発CD盤として2003年にLabel Freresからデジパック装丁、ブックレット付、盤面ピクチャー仕様で限定枚数にてリリースされたいたもの。内容はデビュー作から続く音楽性に変化は無く、とかくフランスのフランクザッパなんて形容されることの多いこの人も、76年の2作目では歌の比重を高めて持ち前のコラージュ音響工作技法との併せ技で奇怪なフレンチアヴァンポップス系へと芸風が昇華。いよいよ進退が窮まったか?と思いきや、79年の本作であっさりとブレイクスルー。今度は2作目で完成形となったアヴァンギャルドコラージュ歌謡路線の基軸部分でもあったコラージュ音響工作技法を徹底して推し進めた結果、まるで難解なパズルのように様々な音要素が敷き詰められ、今度は逆に60sフランクザッパ的な音響ギミック要素が強まると同時にベルギーのアクサクマブールとフランスのエトロンフーが高次元でスパークしちゃったようなってもう形容不能なミュータントの出現とでも言うべき代物が本作。という意味ではプログレフィールド的な見地からは本作が最高傑作に聴こえるというのは論を待たないところ。編成も中々にグッとくる演奏者を揃えていて2作目に引き続いて、Gwendalのフランソワオヴィデ(ギター)、Von Zamlaのドゥニブレリー(バスーン、木管)、ローランティボーの奥さんでシンガーソングライターのジャクリューネティボー(オルガン)他、音響ギミック、磁気テープ、ベース、ドラムス、パーカッションサックス、音響エンジニアはローランティボーなどなどによる布陣。ALBERT MARCOEUR-armes and cycles(label freres)
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