一枚目の画像と同程度の種を送ります。
学名:Hibiscus sabdariffa
和名:ローゼルソウ(ローゼル草)
別名:ロゼリソウ、レモネードブッシュ、ジャマイカ・ソレル、フロリダ・クランベリー
科属名:アオイ科フヨウ属(ヒビスク属)
原産国:アフリカ西部
花色:黄色、ピンク(どちらも果実は赤または白)
草丈:100㎝~200㎝
日照:日なた
花やガクが大変華やかで、鑑賞するのにも楽しい。
実は、栄養成分が豊富に含まれていて身体や肌への効能が期待される。
古くよりローゼルの効能を期待して、さまざまに加工され食されてきた。
なかでもハイビスカスティーは、色の美しさと効能を兼ね備え、女性に人気のハーブティー。
漢方では、ローゼルを「洛神花」と呼んで、重宝されている。
ローゼルには、ビタミンCが豊富に含有。
ビタミンCは、風邪やのどの痛みに良いとされる成分。
また、ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑制しシミやそばかすを防ぐ、肌のターンオーバーを促進。
ペクチンは、腸内環境を整える効能が期待される成分。
腸の善玉菌の働きを活性化させ、便秘などに効果有り。
クエン酸は、体内の新陳代謝を促し、乳酸の生成を抑制する成分。
クエン酸の働きにより、肩こりや冷え性の緩和効果あり。
カリウムは、体内の老廃物の排出を促し、デトックス効果あり。体内の余分な水分を排出し、むくみを解消させる効能あり。
水はけのよい土壌を好む
肥料成分を好む植物
1カ月に1回くらいの目安で、緩効性の化成肥料を与える。
水分を好む。ローゼルを植えている土の表面が乾いたら、しっかりと水を与える。
ローゼルは水不足になると、葉っぱが黄色く変色して枯れ落ちる。
日当たりの良い環境を好む
寒さに弱い。
真夏などあまり暑すぎる時期も苦手。
地植えするより鉢植えにして、場所を移動させるのが栽培のコツ
日本では一年草扱い。
成長すると2~3メートルになる。
果実を収穫したい場合には、剪定は必要最小限
ローゼルは、病気の心配はあまり無い。
葉が枯れてくるといった症状は、水不足、肥料不足の可能性あり。
アブラムシやハダニなどが付く。
・塩漬け
塩漬けしたローゼルは、刻んでおにぎりなどに加えると色も美しく栄養も豊富。
ローゼルのガクをきれいに水洗い。
ガクの水気を拭き取り、ガクに対して1.5割くらいの塩をまぶす。
煮沸消毒した密閉容器に塩をまぶしたローゼルのガクを入れ、2~3日置く。
ローゼルのガクがしんなりしたら塩漬けの完成。
・ローゼルティー
ローゼルのガクを水洗いしてみじん切り。
ローゼルと同じ割合の水とローゼルを鍋にいれて火にかける。
沸騰してきたらあくを取る。
ローゼルと同量か少し少なめの砂糖を加えて弱火で煮詰める。
ペースト状になったら完成。
粗熱をとり、煮沸消毒した密閉容器で保存。
ローゼルのガクの尻の部分を切り落とし、ガクをばらばらにする。
水洗いして軽く水気を拭き取る。
ざるに並べて天日で2日くらい乾燥させて完成。
ナイロン袋やガラス瓶など、清潔で密閉できるものに入れて保存。
できあがったローゼルティーは急須で8~10分くらい蒸らす。
砂糖やハチミツなど少し甘みを加えても美味しい。
・ローゼル酒
煮沸消毒した瓶にローゼルとローゼルの半量の氷砂糖を入れます。だいたいローゼルの5倍くらいのホワイトリカーを注ぎ入れ、1カ月以上寝かせたらローゼル酒の完成
ローゼルの葉っぱをきれいに水洗いして、お好みの油でさっと炒めるだけです。
ローゼルの葉っぱは少し粘り気があり甘酸っぱくてそれだけでもよい。
油揚げやエビ、豚肉などを加えるとさらに美味しい。
・天ぷら
ローゼルの葉っぱを水洗いして余分な水気を取る。
てんぷら粉をつけて180度くらいの油でさっと揚る。