展覧会会場限定図録本 人間国宝 備前焼 藤原啓 作品集 写真集 茶道具 個展 窯印 陶印 落款印
東京展 10月17日~22日 日本橋高島屋
大阪展 10月24日~29日 なんば高島屋
姫路展 11月7日~12日 山陽百貨店
朝日新聞社
昭和60年 1985年
約160ページ
約27x23x2.2cm
作品写真図版 フルカラー 108点
型押し布張り上製本
※絶版
※当出品商品は、「図録本」です。やきもの作品ではありません。
作家の最上級品が展観されるデパート個展は、
各わずか6日間という短い会期の上、会場限定でしか入手できないものです。
発行部数も少なく大変貴重な個展カタログ写真集・作品集。
(本展は販売会ではないようです。)
近代備前焼の巨匠といわれた人間国宝・藤原啓の三回忌年を記念して、
初期から晩年に至る作品の中から各時期の数多い名品・傑作の中から、
特に重要作品とみられる代表作を108点厳選して展観、藤原備前の神髄を紹介したもの。
書画なども展示してその人間像に迫ろうとした展覧会の会場限定公式図録本。
やきもの作品は器種別・制作年代ごとに整理分類、論考テキスト、詳細な年譜と、
窯印・落款印を製作年順に12点並べて掲載。
窯印の作風変遷により年代鑑定に役立つ内容でもあります。
フルカラー作品写真図版108点。
写真集作品集として、備前焼コレクター、骨董品、茶道具、民藝、工芸、陶芸愛好家必携の見ごたえのある大変貴重な資料本。
【主催者挨拶より】
朝日新聞社では、備前焼の人間国宝、故藤原啓氏の三回忌を記念して全国から代表作を一堂に集め、東京、大阪、姫路の三都市で、備前の巨匠をしのぶ「藤原啓の世界展」を開催いたします。
わが国陶芸界の至宝として内外から高く評価された啓氏の幽玄重厚な作風と軽妙洒脱なお人柄は、今も私たちの脳裏に焼きつけられ、多くの人々から尊敬されております。文学を志して上京、雑誌の編集や創作にたずさ
わる一方、社会運動に身を投じた波乱の青春時代。夢破れて故郷に帰り、備前の土を前にして四十歳で初めて陶芸の道に入り、苦労に苦労を重ねた中年時代。苦心さんたんの末、ついに独白の様式を築き、備前焼の伝統を
現代に生かした優れた昭和の備前焼を完成、七十一歳で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、枯淡の境地に生きた晩年……。
本展は啓氏の初期から八十四歳の最晩年にいたる各時期の数多い名品・傑作の中から、特に重要作品とみられる約百十点を厳選し、藤原備前の神髄を紹介するとともに、その面影と業績をしのぶものであります。
本展の開催に当たり、藤原家をはじめ所蔵家の皆様、関係各位から賜りました多大のご理解とご協力に厚くお礼を申し上げます。
【目次】
ごあいさつ
藤原啓展によせて 河北倫明 京都国立近代美術館長
啓さんの備前 入江相政 侍従長
啓先生のこと 池内淳子
父をしのぶ 藤原雄
父 啓 藤原恭助
図版
壺・徳利
花入・水指
茶碗・茶入・香合
鉢・皿
酒杯・宝瓶・向付
葉皿・置物その他
画賛ほか
藤原啓の備前 長谷部満彦 東京国立近代美術館工芸課長
藤原啓 年譜
出品目録
窯印・落款 陶印 サイン マーク
【藤原啓】人間国宝 重要無形文化財「備前焼」
日本の陶芸家。本名は敬二。
同じく陶芸家の藤原雄は長男、藤原敬介は次男。岡山県名誉県民。金重陶陽や北大路魯山人から直接指導を受け、金重陶陽が先駆けとなる古備前復興の継承にも力を注いだ。
1970年に人間国宝 重要無形文化財「備前焼」保持者に認定。
【掲載作品一部紹介】寸法・製作年掲載
擂座壺
扁壺
緋襷大徳利
壺
緋欅壺
擂座壺
壺
擂座透文大徳利
扁壺
扁壺
擂座扁壺
擂座壺
擂座壷
擂座壺
擂座壷
広口壷
透文大徳利
透文大徳利
擂座大徳利
擂座扁壷
長頸壺
棗形壺
壺
緋襷耳付花器
擂座花入
花入
耳付花入
広口擂座花入
耳付花入
花入
花入
花入
花入
掛花入
掛花入
水指
緋襷水指
緋襷水指
片川水指
水指
水指
耳付水指
織部水指
備前志野水指
緋襷茶碗
緋襷茶碗
楽茶碗(藤原啓作、金重陶陽書)
楽茶碗(金重陶陽作 藤原啓書)
茶碗
唐津茶碗(小山冨士夫作、藤原啓書)
唐津茶碗(藤原啓作、荒川豊蔵書)
唐津茶碗(荒川豊蔵作、藤原啓絵)
唐津茶碗
織部茶碗
上肩衝茶入
茶入
肩衝茶入
香合
亀香合
亀香炉
建水
耳付鉢
耳付鉢
大鉢
手桶
四方皿
緋欅大皿
織部四方皿
織部大皿
菱形大皿
徳利
徳利
馬上杯
酒杯 ぐい呑
酒杯
馬上杯
備前志野酒杯
織部酒杯
宝瓶
宝瓶
宝瓶
宝瓶
擂座四方向付
梅花向付
緋襷片口向付
緋襷向付
緋襷向付
葉皿
葉皿
緋襷向付
割山椒
葉皿
片日向付
小鉢
醤油注
緋陣手焙
虎魚置物
緋襷扇面皿
パイプ
虫籠
河豚灰皿
亀置物
画賛「松樹古今無色」
画賛「春風多旅夢」
画賛「瀬戸内」
画賛「葡萄」
屏風「春夏秋冬」
陶画