正規輸入されなかったので知らない人もいるかと思いますが、
BMW C-1は、2000年から2002年にかけて販売されたスクータータイプのバイクで、
水冷4スト単気筒、125ccエンジンを積む125と、176ccエンジンを搭載する200の
2タイプがあり、今回は125ccの車両になります。
参考URL https://mc-web.jp/archive/history/73500/
同類の車両をまず見かけることがないため、c1モデル自体が高騰しており、特にこの限定 WiiliamsF1teamカラーは非常にレアのため、150万以上で販売されているのを見かけることもあります。
パッと見、ちょっとゴツい屋根付スクーターのように見えますが、このバイクの最大の特徴は、
ヨーロッパでは、「ヘルメットのいらないオートバイ」として開発されたことです。
(注意:日本ではヘルメット着用が義務付けられています。)
その為にいくつか特徴的な点があります。
まずはシートベルト装着が前提となっている点で、装着しないとエンジンが始動しません。
(シートベルト装着は義務付けられていませんので、バックルの先だけカチャっとインしておけば全く問題ありません)
その他にもC-1ならではの特徴として、ワイパー付強化ガラス製ウィンドウシールドや
1.5トンもの重量に耐えられるルーフ、フロントフェンダーに見える部分は衝突安全性確保の為、
発泡スチロールに埋め込まれているなど、バイクと言うより車目線での装備が各種あります。
ちなみに車名についている「C」はシティーコミューターのCだそうで、こんなところからもバイク目線で開発されたものでないのが分かります。
本国ドイツ以外にもヨーロッパのいくつかの国ではヘルメットなしに乗る事が認められていますが、
残念ながら日本では認められず、故に正規発売されなかったというのが真相のようです。
現車はただでさえ希少なC-1の125。しかも走行13,000km少々で程度も上々という奇跡のような個体です。
上屋根が重い為独特の重心感覚であることや、バイクなのにシートベルトがあったりなど、
クセある部分は多々ありますが、おそらく同様のコンセプトのバイクはもう二度と出てくることはないと思います。
屋根&フルスクリーン装備、グリップヒーターや、シートヒーターも標準装備されているため、
手もお尻も温かく、雨だろうが真冬だろうが、とても快適で居心地よく乗れます。
さらにリアに大容量ボックスが備え付けられているため、相当量の荷物でも積載可能なので、ものすごく万能な1台です。
BMW純正のフルオプション装備車両になります(今はオプションパーツはBMW純正では手に入りませんので、前オーナー様が当時フルオプションでオーダーされているため、非常に貴重な仕様になります)
私は東京都内で足代わりに使っていましたが、新しい車両を購入してしまいましたので、この度手放すことにいたしました。
(ウーバーの配達にも使えるだろう非常に使い勝手のよい一台です。ちょっとオシャレすぎますが・・・)
1点、現状の不具合としては、センタースタンドをしまう際、戻りが悪いので足で引っ掛ける必要があります。
機関に関しても突然のトラブルなどは当たり前に起こるものだとお考えいただける方のみ、
ご検討いただければと思います。(とはいえ、かなり丈夫な印象で、私が所有してからはほぼノントラブルでした)
直接引渡し、もしくは落札者様の方で陸送をご手配いただければ対応させていただきます。
車両引渡し後はノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。