
2019年に購入した、Pierre Jeanneretデザインのoffice chair の2脚セットです。
所謂、フローティングバックと言われるタイプです。
購入先はGALLERY SIGN TOKYOです。
写真の1枚目から9枚目は当時購入した際にGALLERYから貰った写真です。写真3枚目から6枚目はAの個体、写真7枚目から9枚目はBの個体のものです。
Aの個体は右のアームの内側にレターが、Bの個体は座面の後ろにレターが少しづつ残っています。
昨今、Pierre Jeanneret作品の評価が高まり数多く日本にも椅子や机などが入って来ておりますが、隣国パキスタンで作られたものや、セカンドステージと言われる70年代や80年代に作られたもの、古材を使って作成されたもの、全くのリプロダクトなどそのほぼ殆どがオリジナルのジャンヌレ作品ではありません。
また、どの作品も当時の生産数は分かっており、フローティングバックタイプの当時の生産数は1500脚程度と言われております。
以前からインド国外への輸出も以前から制限されており、基本的にオリジナルの作品は国外に出すことは出来ません。
その為、限られたルートでしたオリジナル作品は手にすることは出来ない状況です。
フランスのパトリックセガンや、gallery 54 、日本だとSIGN ならの来歴のある購入で無ければ、オリジナル作品と認められる事は難しく、逆にそうで無いものは世界的に見ればその価値は無いに等しいです。
(SIGNからの購入であればフィリップスのオークションなどにも出品可能です。)
しかしながら上記の通りもうオリジナル作品の残存数は無いためGALLERY SIGNから購入することもほぼほぼ不可能です。
こちらはSIGN のエンボス付きの購入証明(プロビデンス)も残っており、こちらもお付け致しますので将来的なメンテナンスの委託も可能ですので、その辺りはご安心頂けるかと思います。
私自身は購入してから使用せず大切に保管しており、購入当時と状態は変わらず良いコンディションを保っています。
証明書より・・・
PROJECT DESCRIPTION:
Pierre Jeanneret
pair of office chairs,
model no. PJ-SI-28-A,
designed for the administrative buildings,
Chandigarh
circa 1955-56
PROVENANCE:
Chandigarh, India
GALLERY - SIGN TOKYO
今回出品の2脚は座面の高さや雰囲気がかなり近い為、当時からペアでの購入のみの案内でした。
オリジナルでも個体差が有りますので、ペアで同条件のオリジナルを探すのはとても難しいと思います。
2019年購入時は茶色のファブリックのクッションが付属していましたが、SIGN に頼んで、厚みのある人口スエードのクッションを作って貰いました。
今回は茶色のファブリックのもの、人口スエードのもの(いずれも座面に合わせてピッタリ作ってもらっています。)
の2種類、計4枚のクッションをお付けします。
気に入っておりましたが5年間楽しんだのと、新しい椅子を集めたいと思っている為、次のオーナーにお譲り出来ればと思います。
入札検討されている方へ個別に他の箇所の写真もお送りしますので、お申し付けください。
よろしくお願いします。