御存知!第一期Art/Rock時代 Deep Purple 傑作3rd「素晴らしきアートロックの世界」 現行リマスター版 輸入盤未開封新品でございます。
かのAbbey Road StudioでのPeter Mewによるリマスターと修復でございます。
ノイズ処理が成されており、またPeter Mew特有の低音を強調しエッジが効いたリミックス感のあるものでございますが、
非常に良心的な音質でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは貴重な極初期名手揃い。
御存知!故Jon Lord(Key)、御存知!Ritchie Blackmore(G)、名手Ian Paice(Ds)、Rod Evans(Vo、後にCaptain Beyond)、
Nick Simper(B、後にWarhorse、Nick Simper's Fandango)でございます。
前作に引き続きDerek Lawrence(後にWishbone Ashや元YesのPeter Banks参加のFlashを手掛ける)がプロデュースを担当。
以前よりも音質も楽曲のあり方も向上し洗練された感がございます。
リリース時には既にラインナップは崩壊。
かの名手Ian Gillan/Roger Gloverを迎え既にシングル作をリリース、という複雑な状況の曰く付きでございます。
オルガン中心の「Art/Rock」と呼ばれた音楽性でかの”Vanilla Fudge”と比較された時代のものでございますが、
一番それを彷彿とさせる感のあるアルバムでございます。
王立音楽院(中退ですが....)出身故Jon Lordのアカデミックさと当時の次世代ロック音楽指向の音楽性が非常に強く出た感のあるオリジナル曲が殆ど。
レコード会社依頼で一曲のみカバー楽曲という作品でございます。
後のDeep Purpleや(オーケストラや室内楽団を用いる)故Jon Lordソロ作群に繋がっていく楽曲が揃う事がミソ。
リリース時で既にメンバー交代も頷ける内容となっております。
故Jon Lord/Ritchie Blackmoreのインスト面に代表される音楽性が強く出ており、
Rod Evansの音楽的居場所が無い事が窺えるもの。
バンドの成長に完全に合わないとでも申しますか................
但し、その故Jon Lord/Ritchie Blackmoreの間にも指向する音楽性の違いが感じられるもので、非常に興味深いものとなっております。
傑作三作を残すものの、この第一期は結局二年余りの活動であっけなく崩壊。
第一期時代音楽性の急激な変化と成長は非常に興味深いものがございます..................................................................................
現在の「Jam Band」と呼ばれるバンドにも繋がる感のある音楽性でもございます。
ハードロック化した第二期もそうでございますが.....................................
CDブックレットは当時の写真・資料等を含む非常に充実した内容で非常に興味深いもの。
また、BBC収録物を含む貴重音源ボーナストラック付でございます。
是非この機会に。