1. シェーン ( 118分、カラー、1953年 )
監督 : ジョージ・スティーブンス
主演 : アラン・ラッド
見事に美しい自然描写、徹底した時代考証のリアリズムの中にも、
西部劇の定石である勧善懲悪的要素も加味された傑作。
凄腕ガンマン、シェーンの切ない物語は、アラン・ラッドの代表作となった。
2. ビッグ・トレイル ( 120分、モノクロ、1930年 )
監督 : ラオール・ウォルシュ
主演 : ジョン・ウェイン
次々に襲いかかる困難に立ち向かいながら、
新天地へ向かう幌馬車隊の旅を描いたトーキー初期の西部劇。
巨額を投じて製作された超大作で、
巨匠ラオール・ウォルシュに大抜擢されたジョン・ウェインの初主演作でもある。
3. 丘の一本松 ( 98分、カラー、1936年 )
監督 : ヘンリー・ハサウェイ
主演 : ヘンリー・フォンダ
山奥に暮らすトリヴァー家とファーリン家は、代々犬猿の中で争いが絶えなかったが、
鉄道建設が始まったことで次第に人々は変わり始めていく…。
トリヴァー家のデイヴ役をデビュー間もないヘンリー・フォンダが好演。
4. 大平原 ( 135分、モノクロ、1939年 )
監督 : セシル・B・デミル
主演 : ジョエル・マクリー
開拓時代、アメリカの東西を結ぼうと鉄道の建設が始まった。
西海岸からはセントラル社、東からはライバルのユニオン社が工事を進めていたが、
ある日ユニオン社の機関士の娘の元に二人の男が現れて…。
5. 北西騎馬警官隊 ( 120分、カラー、1940年 )
監督 : セシル・B・デミル
主演 : ゲーリー・クーパー
1885年カナダ北西部で、先住民との混血族メティス率いる反乱軍と、
北西騎馬警官隊との闘いを描いた巨匠デミルの大作 !
主演のゲーリー・クーパーほか、
M・キャロルやP・ゴダードの豪華な女性陣の顔ぶれも見どころである。
6. テキサス決死隊 ( 98分、モノクロ、1936年 )
監督 : キング・ヴィダー
主演 : フレッド・マクレイ
ジムとワフウは西部を荒らす強盗だったが、
人々を守る「テキサス決死隊」に入隊し、強盗仲間サムの悪事を手助けようとする。
しかし、隊の使命に心を動かされ…。
友情か正義か、西部に生きる男たちの苦悩を描いた傑作。
7. 西部の顔役 ( 88分、モノクロ、1942年 )
監督 : ウィリアム・マクガン
主演 : ジョン・ウェイン
町の顔役ブリットの決定が全てを決めていたサクラメント。
トムはここで薬店を開こうとやってきたが、ブリットの激しい妨害に会う…。
薬剤師なのにめっぽう強いジョン・ウェインの新境地を開いた作品。
8. 南部に轟く太鼓 ( 86分、カラー、1951年 )
監督 : ウィリアム・キャメロン・メンジース
主演 : ジェイムズ・クレイグ
南北戦争で南軍と北軍に分かれて戦う友人のクレイとウィル。
デビル山の攻防戦でついに二人は直接銃を向けあうことになるが…。
ジェイムズ・クレイグはその後「北西騎馬連隊」「残虐の砦」などの西部劇で主演を務める。
9. 命知らずの男 ( 80分、カラー、1950年 )
監督 : レイ・エンライト
主演 : オーディ・マーフィ
ジェシーとフランクのジェームズ兄弟、ヤンガー兄弟、
そしてキット・ダルトン一味は、南軍ゲリラ、クアントリルに参加した。
ジェシーはクアントリルの暴挙に疑念を抱きつつも行動をともにすることになるが…。
10. ブルー・スチール ( 51分、モノクロ、1934年 )
監督 : ロバート・N・ブラットベリ
主演 : ジョン・ウェイン
小さな町の保安官が、町を牛耳る男の悪事を暴く痛快西部劇。
撮影時ジョン・ウェインは弱冠27歳の青年だが、後年の迫力ある演技の片鱗が窺える。
監督とは「ユタから来た男」に続き二作目のコンビとなる。
※ 収録作品はすべて日本語字幕入りです。
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