MILES DAVIS / FIRST STAND AT FILLMORE EAST (2CD)
2022 VOODOO DOWN Records 021 (VDD 2022-021)
Supervised by SO WHAT! Label.
Recorded Live at Fillmore East, New York City, NY, March 06, 1970 (First and Second Concerts)
Original Remastered by VDD 2022.
Miles Davis - trumpet
Wayne Shorter - tenor saxophone, soprano saxophone (Fillmore East)
Steve Grossman - tenor saxophone, soprano saxophone (Bonus Track)
Chick Corea - electric piano
Keith Jarrett - organ (Bonus Track)
Dave Holland - bass, electric bass
Jack DeJohnette - drums
Airto Moreira - percussion
DISC 1
(First concert)
1. Band Warming Up
2. DIRECTIONS
3. MILES RUNS THE VOODOO DOWN
4. I FALL IN LOVE TOO EASILY
5. SANCTUARY
6. IT'S ABOUT THAT TIME
7. THE THEME
DISC 2
(Second concert)
1. Band Warming Up
2. DIRECTIONS
3. MILES RUNS THE VOODOO DOWN
4. IT'S ABOUT THAT TIME
5. THE THEME - Stage Announcement
(Bonus Track)
Recorded Live at CBS Records Convention, Nassau, Bahamas, August 02, 1970
6. fade in - DIRECTIONS
7. BITCHES BREW
8. THE MASK
9. SPANISH KEY
10. THE THEME
ジミ・ヘンドリクス、オールマン・ブラザーズ、グレイトフル・デッド、ニール・ヤングら錚々たるメンツが演奏を行い、ロックの殿堂と謳われたフィルモア・イースト。そこに満を持して降臨したのはジャズ界の帝王マイルス・デイヴィス。そんなマイルスのフィルモア公演初陣を収録したタイトルの登場です。この時は3月6日と7日の二日間でそれぞれ二公演の計四公演が行われており、今回登場のタイトルは初日の二公演を収めたもの(因みに7日の二公演はオフィシャル『LIVE AT THE FILLMORE EAST (MARCH 7, 1970)』で聴くことができます)。この初日こそがマイルス・デイヴィスのフィルモア初陣となったわけですが、今までも数タイトルがリリースされてきました。なぜならそれは、演奏が素晴らしい上にサウンドボード音源で音質が良いから。今回新たにリマスターを施されていますが、正直なところ大幅に変わったとは言えません。なぜならそれは、重ね重ねも元々音質が良いから。一応記させて頂くとやや高音寄りだった音色を中低寄りにしてあります。それでもヴードゥー・ダウン・レコーズのライン・ナップには加えなくてはいけない重要な音源であることに間違いありません。このように本編こそ大幅な変更点はありませんが、ボーナス・トラックが実に素晴らしい。同年8月2日に関係者のみを招いて行ったスタジオ・ライヴ音源で、25分程度という長さの為単品での商品化はためらわれるもの。しかしセットリストをご覧いただければ一目瞭然、本編では演奏されていない『BITCHES BREW』や『SPANISH KEY』といった名曲が名を連ねているのです。本編となっているフィルモア公演初日は演奏こそ素晴らしいものの、二日目には演奏されている『BITCHES BREW』や『SPANISH KEY』が演奏されなかったのです。これら抜け落ちたピースをピタリ補填するのがこのボーナス・トラック。しかもこちらもサウンドボード音源。もはやカップリングと言っても過言では無い存在感です。
因みに本文中に執拗に記載されている通り音質抜群の為、コレクターズ・アイテム初心者の入門用としても最適なアイテムです。
*** ( VOODOO DOWN Records ) **********
マイルス・デイヴィスの愛好家から絶大の信頼を受け、数々の名盤を生み出した伝説のレーベル“ソー・ホワット”。その“ソー・ホワット”レーベルの完全監修を受け、2020年末に発足したのが“ヴードゥーダウン・レコーズ(以後VDD)”です。初めて“SO WHAT!”のレーベル名を記載することを許可されたことからも信頼の厚さがうかがえます。丁寧なマスタリング、編集、こだわりの帯付アートワーク、美麗なピクチャー・ディスクのプレス盤。新鋭レーベルながら早くもマイルス・コレクター必携アイテムとして注目を集めています。