自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙や帯など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。

小さなことからコツコツと　西川きよし


17歳で喜劇役者の石井均に弟子入りし、翌年に吉本新喜劇へ。ヘレン夫人との出会い、歴代総理との交流など秘話満載。

ぜんぶ、ご縁でした！芸能生活６０周年記念。西川きよし初の自伝。

目次
第１章　弟子入り志願
第２章　勤労小学生
第３章　夢はスポーツ選手から芸人へ
第４章　妻を得んとすれば義母を射よ
第５章　やすしさんからのラブコール
第６章　漫才修業
第７章　再出発から絶頂へ
第８章　政治の舞台に
第９章　歴代総理からの言葉
第１０章　家族がいてこその幸福
ヘレン江

登場する方々
土井たか子　浜村淳　加藤紘一　宮本顕治
江利川毅　関嘉彦　羽毛田信吾　細川護熙
小泉純一郎　飯島勲　間寛平　横山やすし
五木ひろし　笑福亭鶴瓶
北島三郎　ツービート
ザ・ぼんち　島田紳助　B＆B
星セント・ルイス
桂きん枝　やすしきよし
笑福亭仁鶴　伊東四朗
笑福亭松鶴　桂小文枝
花菱アチャコ　坂田利夫
上沼恵美子　三遊亭夢楽　桂文治　財津一郎
春風亭柳昇　戸塚睦夫　石井均　山﨑千里
玉山鉄二　いずみたく　コロムビア・トップ
中曽根康弘　人生幸朗
桂三枝　渡哲也　寺尾聰
桂文枝　横山やすし　岡八郎　横山エンタツ
中田ダイマル・ラケット　レッツゴー庄司
白木みのる　杉浦忠　杉山光平　
伴淳三郎にご馳走される　
ほか多数

レビューより
大好きなお笑い関係の話。この本には懐かしい名前が次々出てくる。テレビで見てもやすしきよしの漫才は面白かったなあ…漫才のタイプにも色々あるけれど、変な格好で笑わせるのではなく、
ちゃんとした話芸で笑わせてもらいたいといつも思っている。ヘレンさんの肝っ玉ぶりも面白く思いました。


最も印象に残ったのが、幼少時代の話。生まれ故郷の高知から一家で夜逃げして大阪へたどり着いたが、貧乏暮らしは変わらず、きよしさんは小学生の頃から自ら率先して八百屋などでアルバイトして家計を助けたという。御本人は淡々と述べているが、読んでいて涙が止まらなかった。この幼少期の経験が、きよしさんの負けん気、反骨精神、人情の機微を読む力を育てたのではなかろうか。どこか田中角栄に通じるものがあると思った。そして自立するために舞台役者を目指していたところ、故・横山やすしさんに口説かれて漫才師になり、あっという間に全国区のスターに登りつめる。
　そして社会福祉の政策を充実を訴えて参議院議員も務め、現在もなお活躍を続けるきよしさんの気概と人情が伝わってくる。また、奥さんのヘレンさんへの飽くなき愛情もたっぷりと書かれている。この本を読んで、ますますきよしさんに親近感を持った。

政治家になってからの秘話は意外だった。