24粒ものダイヤモンドフレームと柔和な表情の貴夫人が描かれたミニアチュール画が共演したまさに正統なる、英国ジョージア時代の御品です。
フレームには煌めく上品な輝きを放つ24粒の天然ダイヤモンドがあしらわれ、中心には高貴な女性の肖像画が描かれているミニアチュールが施されています。
このミニアチュールにはクリスタルで覆われているため、より一層その美しさが引き立っています。
ミニアチュール肖像画には、質感と美術館所蔵の類品からして、動物の骨などの素材に描かれていると推察されます。
骨を使った細密画は極めて繊細な技術を要し大変貴重で、当時の王族貴族や富裕層の間で身に付けられ、愛着の対象となっていました。
お抱えの画家やミニアチューリストに描かせ、ジュエリーやオブジェのフレームをセットし、鑑賞やお洒落を楽しんでいました。
本作に目を向けると、高貴な夫人がまとっている被り物、洋服など濃淡や影を巧みに用いて見事に表現し、レベルの高い筆致で描かれています。
ミニアチュールに沿って埋め尽くされたローズカットのダイヤモンドのフレームは、この作品をより格式高く、引き立てくれています。
ローズカットは裏側が平面、表側は薔薇の蕾のようなドーム型をした技巧をいい、 今作のようなジョージア時代のローズカットはアンティークの中でも非常に希少なものでコレクターからも垂涎の的となっています。
ダイヤモンドはそれぞれ極小の爪でそれぞれセットされており、隙間なく埋め尽くされ、最高格の品格を誇る貴重な作例となっています。
地金には刻印はありませんが、スターリングシルバー・純銀で作られていることに間違いありません。
作品の技巧と装飾的なダイヤモンドスターリングシルバーフレームから、特別な身分の方のために作られ、今日まで大事に受け継がれてきたことが伺えます。
英国ジョージアン、19世紀初頭頃の天然ダイヤモンドとミニアチュールの純銀ペンダントトップであること本物保証致します。

（時代）
ジョージアン後期
英国製

（状態）
総じて良好です。
古いものゆえ時代変化はご了承ください。

（寸法）
ダイヤモンド約1mm×2mm
（最大の目安となります）

ペンダントトップ
最大3cm×2.6cm
総重量9.21g

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