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●本/近代茶人.松永耳庵の眼/六十にして耳順う-松永コレクションとは/鈍翁を出し抜いた茶碗//茶碗.茶入.水指.釜.茶杓.他/掛軸.茶室/茶道
●本/近代茶人.松永耳庵の眼/六十にして耳順う-松永コレクションとは/鈍翁を出し抜いた茶碗//茶碗.茶入.水指.釜.茶杓.他/掛軸.茶室/茶道 [浏览原始页面]
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■■茶道誌■■ ■■『なごみ』■■ ■■「近代茶人・松永耳庵の眼」■■ ■■茶碗/茶入/水指/釜/茶杓/他■■ ■■床間/掛軸■茶室/露地■■ ■■「六十にして耳順う」―松永コレクションとは■■ ■■「鈍翁を出し抜いた茶碗」■■ ■■「集める・名品を集める」■「耳庵の眼がモノと向かい合う」■■ ■■「桃山が生んだ抽象美」■■ ■■「書跡が伝える眼」■■ ■■「松永耳庵の眼―柳瀬山荘と春草盧」―黄林閣・(柳瀬山荘)/斜月亭・(柳瀬山荘)/久木庵・(柳瀬山荘)/春草盧・(東京国立博物館内)■■ ■■「松永耳庵の思い出―福住楼」■■ ■■「松永耳庵の音・そして眼」―名品の奏でる音/耳庵の眼/耳庵の場■■ ■■茶道/道具以下詳細をご覧ください■■




■「茶道誌」・・・■■



●●『なごみ』・・・●●

**”(2001年9月・通巻第261号)”**



■■「特集」・・・■■


●●「近代茶人・松永耳庵の眼」・・・●●

**”文―伊藤嘉章・(東京国立博物館陶磁室長)”**

**”撮影―後勝彦”**

**”(約・39頁) ”**



■発行日=平成13年9月1日。
■発行所=株式会社・淡交社。
■サイズ=18×25.5cm。
■定価=840円。
■状態=美品。
  ●表紙に・多少の・キズ・ヤケが有ります。
  ●本誌内に・多少の・ヤケが見えますが
  ●大きなダメージは・無く
  ●年代的には・良い状態に思います。



◆◆注意・・・◆◆

 ★発行日より・経年を経て下りますので
  コンディションに係らず・古書で有る事を
  充分に御理解の上・御入札下さい。

 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!



●全・128頁・・・!!



●特集の・・・!!

  ◆「近代茶人・松永耳庵の眼」・は・約39頁。



●蒐集・資料などの・参考に・・・!!



●探されていた方は・この機会に・・・!!



●以下・詳細をご覧ください・・・!!

  ◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります。

  ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。

  ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。



●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



■■『近代茶人・松永耳庵の眼』・・・■■

**”文―伊藤嘉章・(東京国立博物館陶磁室長)”**

**”撮影―後勝彦”**

**”(約・39頁) ”**


●●『六十にして耳順う』・・・●●

―”松永コレクションとは”―

★松永安左エ門・(1875~1971)・は・
 益田鈍翁・原三渓などとともに・近代を代表する数寄
 者ひとりである。
 電力業界で活躍した実業家で・茶の道に入ったのは・
 意外に遅く昭和十年・六十一歳を迎えた年であった。
 「論語」・の中の・「六十にして耳順う」・に因んで
 自らを耳庵と号した。
 茶を始めるやいなや・耳庵は所有していた田舎風の別
 荘・柳瀬山荘の敷地内にいくつもの茶室を建て優れた
 茶道具を集めては人を呼び・たびたび茶会を開くよう
 になる。
 三年後には・「茶道三年」・を著した。
 「茶道は生活であり・理念ではなく実践である」・と
 の信条をまさに実践したのであった。
 茶を始めて十年あまりが過ぎた昭和二十二年・耳庵は
 それらの道具類を・茶の湯の舞台であった柳瀬山荘と
 ともに東京国立博物館に寄贈した。
 現在・重要文化財を多数含むその作品群は・「松永コ
 レクション」・として東京国立博物館の貴重な蔵品と
 なっている。
 その後・耳庵の茶の湯は・小田原を舞台にさらなる広
 がりをみせる。
 あらたに集めた美術品は茶道具だけではなく・鑑賞美
 術も視野に置いていた。
 そうして集められた美術品は自ら建てた松永記念館で
 広く一般に公開した。
 これらの蔵品の多くは耳庵の没後・再び寄贈されるこ
 とになる。
 その大半の作品は現在・もうひとつの・「松永コレク
 ション」・として出身地の福岡美術館内に納められて
 いる。

★昭和22年・東京国立博物館寄贈された・「松永コレ
 クション」・による道具組。
 原三渓から・松永耳庵に贈られた茶室・「春草盧」・
 にて撮影。

  ◆松図真形釜。

    ★室町時代・15世紀・織田信長・松永秀久伝
     来。

  ◆南蛮芋頭水指。

    ★ベトナム・16~7世紀・鴻池家伝来。
     蓋・ハンネラ。

  ◆唐物文琳茶入・銘・「宇治文琳」。

    ★南宋~元時代・13世紀。
              ・千利休伝来。

  ◆竹茶杓。

    ★蒲生氏郷作・共筒・片桐石州箱。
              ・桃山時代・16世紀。

  ◆大井戸茶碗・銘・「有楽井戸」。

    ★李朝時代・15~6世紀・重要美術品。

  ◆香炉縁。

    ★栗・土佐自在軒在判。
              ・江戸時代・18世紀。


●「鈍翁を出し抜いた茶碗」・・・●

★高麗茶碗の王者・大井戸茶碗の中で今日に伝わる名碗
 五品の中に列せられる優品。
 「有楽井戸」・の名は織田信長の弟・織田有楽斎の所
 持による。
 大振りの中に穏やかさを見せる器形と枇杷色の釉調の
 美しさがともない・バランスのとれた気品にあふれて
 いる。
 耳庵が入手したのは・茶に湯を始めて僅か三年目・昭
 和12年の藤田家の入札の折である。
 入札でこの茶碗を競ったのが・当時の数寄者の中心人
 物であり・また耳庵を茶の湯に導いたとされる益田鈍
 翁であった。
 鈍翁に競り勝ったというこの入札により・耳庵は茶人
 としても一躍世に名を轟かせることになる。

  ◆大井戸茶碗・銘・「有楽井戸」。
              ・李朝時代。
              ・15~6世紀。
              ・重要美術品。
              ・同・高台。
              ・同箱書。


●「集める・名品を集める」・・・●

  ◆唐物文琳茶入・銘・「宇治文琳」。
              ・南宋~元時代。
              ・13世紀。
              ・千利休伝来。
              ・同・仕覆・(5)。

  ◆竹茶杓・蒲生氏郷作。
              ・共筒。
              ・片桐石州箱。
              ・桃山時代。
              ・16世紀。


●「耳庵の眼がモノと向かい合う」・・・●

  ◆志野茶碗・銘・「橋姫・(耳庵銘・為朝)」。
              ・同・高台。

    ★外箱蓋裏の耳庵筆の貼り紙によれば・昭和十
     二年に高橋正彦・(蓬庵)・より耳庵に贈ら
     れたものという。
     耳庵は橋姫の銘持つ茶碗に・あえてもうひと
     つの銘を付けた・「為朝」・である。   
     為朝とは・勇猛さで名高い平安時代の武将・
     鎮西八郎源為朝のこと。
     「其豪岩之風」・と耳庵が記したとおり・大
     振りで筒形の造形は力強い。
     橋と苫屋の意匠はいわゆる住吉手。
     高台が非常に低く・腰がほとんど直角に折れ
     て・胴・縁縁と続く姿・まさに志野というよ
     り瀬戸黒に近いこの茶碗の中に・耳庵は・「
     為朝」・を見た。
     ・(略・・・・・)。


●「桃山が生んだ抽象美」・・・●

  ◆織部角鉢。
              ・美濃。
              ・桃山時代。
              ・17世紀。


●「書跡が伝える眼」・・・●

  ◆尺蹟・「大休正念筆」。
              ・重要文化財。
              ・鎌倉時代。
              ・13世紀。

  ◆大色紙・伝藤原公任筆・「さつきやみこのしたや
                    ・・・」。
              ・平安時代。
              ・12世紀。



―”松永耳庵の眼”―

●●『柳瀬山荘と春草盧』・・・●●


●「黄林閣・(柳瀬山荘)」・・・●

  ◆茶室・久木庵あたりより敷地内を望む。
   武蔵野の風情を残す庭園の左側には書院・斜月亭。
   木立の向うに黄林閣の茅葺屋根が見える。

  ◆民家というよりは寺の庫裡を思わせるような大き
   な造り。
   ふところの深い土間や天井の高い座敷は質実であ
   りながら格調高い雰囲気を漂わせている。


●「斜月亭・(柳瀬山荘)」・・・●

  ◆斜月亭上の間。
   古木を用いた床の間と白萩を描いた琳派風の襖絵。

  ◆斜月亭より中庭越しに久木庵を望む。


●「久木庵・(柳瀬山荘)」・・・●

  ◆久木庵の扁額。

  ◆躙口より茶室内を望む。


●「春草盧・(東京国立博物館内)」・・・●

  ◆現在・東京国立博物館内にある春草盧。
               ・(外観)。

  ◆床の間のある広間には炉はない。
   隣の小間に向切の炉が切られている。

  ◆開放的な広間からの眺め。

  ◆小間は広間より一段低くなっている。
   小間より広間への出入り口を望む。

  ◆もともと休憩所として建てられたため・躙口がな
   いのもこの茶室の特徴だ。

  ◆春草盧小間の空間。
   有楽井戸・宇治文琳など・耳庵ゆかりの道具とと
   もに。



―”松永耳庵の思い出”―

●●「福住楼」・・・●●

  ◆耳庵・八十八歳の扇面・「ものにふれて・なぜか
   あわれは・・・」・と・
   田山方南作・伊賀花入・銘・「耳庵」。


●「少しうすめのお濃茶は
       大変に美味しうございました」・・・●

**”澤村みどり”**

  ◆耳庵が滋賀米原駅内の蕎麦屋から持ち帰った碗。
   澤村氏に贈る際・箱の蓋裏に由来を記した。
   有楽井戸のような天下の名品を手に入れた一方・
   既成概念に捉われない自由な目で茶に触れていた
   ことを伝える。

  ◆菓子・大徳寺まんじゅう・松坂屋製。

  ◆二代池田瓢阿作・の虫籠に芙蓉と屋久島薄を生け
   て。
   軸は耳庵の句・「野分して秋はぎもろくた倒れけ
   り」。

  ◆耳庵の思い出話をご披露下さった澤村みどり氏。
   出会いは氏が24歳の時・その後の交流の中で耳
   庵の侘茶に触れた。
   「ご一服くださいませ。耳庵流です」・とゆかり
   のお道具で。

  ◆「福住楼」・は福沢諭吉・小林秀雄などの文化人
   や財界人が長逗留した宿。
   落ちついた和風の軒々が磨き抜かれた長い廊下で
   連なっている。
   いちばん奥の早川沿いに茶室・「聴泉亭」・があ
   る。
   野崎幻庵設計の茶室で大佛次郎・田山方南・林扶
   美子などが滞在した際に好んだ部屋だ。
   扇形の湯舟のある湯殿がついており・(左写真)
   ・湯浴みを済ませた露地を渡ると躙口に至る。
   伺った日には・寄付に耳庵の・「聴泉亭扇油にゆ
   あみして・・・」・の歌が掛けられていた。

  ◆兎に浪香合。
   作者は・仰木魯堂の弟・有望・(政斎)・で蓋裏
   に耳庵八十の花押が入っている。



**”(以下・白黒)”**


■■『松永耳庵の音・そして眼』・・・■■

**”伊藤嘉章(東京国立博物館陶磁室長)”**

 ●第一幕・名品の奏でる音。

 ●第二幕・耳庵の眼。

 ●第三幕・耳庵の場。



●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


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