トーマス・ドルビー  Thomas Dolby  Astronauts & Heretics ニュー・ウェイヴ  シンセ ポップ  プリファブ・スプラウト  ヴァン・ヘイレン
	商品説明＋＋＋
		ＣＤの状態：中古（新品同様） 輸入盤 CD 廃盤 かつての80年代ニュー・ウェイヴ／エレポップ時代のヒットもさることながら、プリファブ・スプラウトの諸作での仕事が印象に残るヴェテラン、トーマス・ドルビーの１９９２年作。今現在いわゆる「ポップ・フィールド」での活動はこのアルバムを最後に音沙汰が無くなっているのだが、まあこの凄まじい完成度を誇るヴァラエティ豊かな作品を耳にしてしまうとポップ・アーティストとしてはもはややり尽くしてしまったのかな、と思えてしまう程素晴らしい内容の１枚ではある。AOR風のメロウな歌唱もあるし、エドワード・ヴァン・ヘイレンの起用があまりにもハマっているポップ・チューンもある。なんだかスティーリー・ダンと後期10CCとトッド・ラングレンがよってたかってA-HAの曲をカヴァーしているみたいな感じって滅茶苦茶な喩えだろうが（笑）、でもそのくらいものスゴイ事になっているアルバムなんですな、これ。日本盤では今や廃盤らしいので、ユニークな詞が楽しめないのは惜しいけど、これは本当、必聴のアルバムです。 キーボーディストやアレンジャー、プロデューサーとして高い評価を受けたドルビー氏だったが、彼の書く歌メロというのがエルトン・ジョンのようなド級の正統派メジャー・ポップだったということがよく分かる本作。ニュー・ウェイブあり、ハード・ロックあり、シンセポップあり、ピアノ・バラードあり、といった曲調の幅は、無名のケイジアン・バンドからエディ・ヴァンヘイレン、バッジィ（スージー＆ザ・バンシーズ）といった混沌としたゲスト・ミュージシャンの顔ぶれからもよく分かる。 星が渋目な理由は、この音の幅の広さが災いして耳の焦点が絞れなかったからである。まあ、彼自身のサポート・キャリアがフォリナーやデフ・レパード、ディペッシュ・モードといった無茶苦茶なとっ散らかり具合を持っていることを考えると、本人にとってはこのバリエーションの広さは多分自然だったのだろう。一枚通した共通点としては、全体を貫くシンセ・アレンジの心ときめくエコーに、この人らしさを満喫できる点が嬉しい。 なお、彼がミュージシャンを廃業してIT企業家に転身したようなレビューが見られるが、それは少し前までの話で、2000年代後半からポツポツと音楽活動は再開しており、ライブやったり新曲の発表もしている。ただ、ITエンジニア兼経営者としての時間の使い方がメインなようで、ノキア携帯の呼び出し音などで彼の作成した音色は聴けるらしい。この辺のキャリアの散らかり具合も、この人らしいエピソードではある。 収録曲 01． I Love You Goodbye 02． Cruel - Thomas Dolby, Eddi Reader, Eddi Reader 03． Silk Pyjamas 04． I Live in a Suitcase 05． Eastern Bloc 06． Close But No Cigar 07． That's Why People Fall in Love 08． Neon Sisters 09． Beauty of a Dream
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