マルキス 佐々木康雄 テーラード セットアップ
Marguis Sasaki Yasuo Tailored Set-Up



[サイズ]

ジャケット

[着丈] 83cm

[身幅] 57cm

[肩幅] 51cm

[袖丈] 64cm

パンツ

[ウエスト]　93cm

[股上]　　　27cm

[股下]　　　82.5cm

[裾幅]　　　19cm



【状態】8/10



【アイテム番号】-


商品詳細
日本のアルチザンが追求した「静かなるエレガンス」。服と身体の余白に生まれる、知的なドレープ。
このテーラードセットアップは、デザイナー佐々木康雄氏の**「マルキス（Marguis）」という名の下に制作された、着る彫刻のような作品です。彼は、日本のファッションの巨匠の下で培われた素材感とカッティングの知性**を、独自の哲学で昇華させました。
ジャケット：静けさの中の構築
ジャケットの最大の特長は、着丈83cmというクラシックなロングコートの領域に踏み込んだロングレングスと、肩幅51cmのゆったりとしたサイジングです。この大きな肩幅は、着用者の身体を意図的に拡張し、衣服が身体の周りに「余白」を生み出すという、東洋的な美意識を反映しています。素材は、極めて上質でしなやかなウール/モヘア系（画像から推測）であり、この素材が作り出す流れるようなドレープこそが、佐々木氏が追求した**「静かなエレガンス」**の核です。裏地やラペルの処理、そしてボタンホールの縫製一つ一つに、アルチザンとしての妥協なき職人技が息づいています。
パンツ：流動的なバランス
パンツは、ウエスト93cmのややハイライズで、裾幅19cmのストレートシルエットです。このパンツは、ジャケットの重厚なドレープを流動的に受け継ぎ、足元へと繋げる役割を果たします。セットアップとして着用した際、全体が一本の線で繋がったかのような統一感を生み出し、従来の「スーツ」とは一線を画した、**「リラックスと威厳」**を両立させた独特のムードを完成させています。
このセットアップは、単なる衣料品ではなく、デザイナーの身体に対する哲学と、素材への深い理解が結晶化したものです。日本のモード史において、知る人ぞ知る傑作として、その価値は高まる一方です。


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