SANEI 三栄無線 6C33C-B 真空管アンプ 6C33Cシングル・ステレオパワーアンプ 懐かしの名機です! 点検・調整済! 美品です! の出品でございます。
三栄無線の懐かしの真空管アンプです!
この名前をご存じの方はかなりのベテランマニアかと思います。
当時、秋葉原に本拠を構えていたブランドであり、設立は1946年とかなりの老舗ですね。
最初はオーディオやラジオなどの電子パーツの販売に始まりますが、のちにオリジナルの真空管アンプやキットを多く手掛けるなどオーディオに特化したブランドとして名を馳せましたね。
特に、製品の多くが優れた設計と高品位なパーツを贅沢に採用したにもかかわらず、低価格という点も人気に拍車をかけ、また音質の良さからも今なお絶大なファンが多い事だと思います。
惜しくも2001年に完全に閉鎖されてしまいましたが、最近になり多くのファンの協力により限定完売という形で見事に復活するなどその伝説に終わりは無さそうです。
今回、出品のお品はそんな同社よりリリースされた渾身のパワーアンプです!
出力管には大型送信管である6C33Cを採用したシングル構成のお品であり、見るからに凄みのある佇まいです!
これは、ソ連がミグ戦闘機の無線通信用に開発した真空管として有名かと思います。
確か1976年のベレンコ中尉亡命事件で調査された時に、戦闘機内部に採用されていたという逸話もあり、ちょっとお騒がせな真空管でしたね。
しかしながら、その横綱的な見た目とは裏腹に、意外にも柔らかくも厚みのあるサウンドにはギャップ萌えしてしまいますね。
当アンプにおきましては名門のTANGO製のトランスを贅沢に採用した物となっており、C/R類におきましても国内外を問わず、大変に高品位な物となります。
その甲斐もあってか、柔らかく厚みのあるサウンドに加え、非常に艶感とリアリティある仕上がりかと思います!
無論、設計の良さも相まって、抜群のS/Nであり、より音楽の持つ情報を最大限に引き出してくれますね!
音楽もJAZZやPOPSも申し分ないのですが、クラシックあたりの再現力も素晴らしいですね。
個人的には、敢えてソ連のメロディア盤や東欧盤のクラシックレコードでこそ真価を発揮してくれることだと思います。
出力はシングルでありながらも20W+20W程と十分なパフォーマンスであり、ある程度能率の高いお品であれば大型スピーカーシステムでも十二分にドライブできます!
現在はALTECのA5やGOODMANSのAXIOM301等で楽しんでおります。
デザインにおきましても全てハンマートーン仕上げを施した仕上がりとなっており、重厚感も含めて本当に完成度の高いお品です!
年代や定価などは情報がなく分かりませんでした。
コンディションにおきましては、目立つキズやサビは見られず、大変に綺麗なお品です。
また、キット品として発売されたお品のようですが、内部の配線や半田付けなどの仕上がりも非常に良く、メーカー組み立て品と同等にお使い頂けるものかと思います。
出品に際して、真空管のエージングやバイアス調整の他、各種点検も行っておりますので、しばらくは安心してお使い頂ける事だと思います。
内部のC/R類も高品位な物が採用されておりますので、このままでも十分にご満足頂けると思います。
使用真空管は6C33C-Bの他、12AX7が2本、12BH7が2本と、非常にオーソドックスなものとなります。
電源投入後、タイマーが働きますので、暖まるまで(1分程度)は音は出ませんが、故障ではありませんのでご安心ください。
付属品として専用のACコードをお付けいたします。