※分解整備・実写確認済レンズを準備ができ次第追加出品中です。よろしければ出品リストからご覧ください。
○出品物は以下の3点です。
・SMC PENTAX-M 35mm F2
・フロントキャップ(PENTAX)
・リアキャップ(PENTAX)
・35mm F2の明るい広角レンズで、大きな背景ぼけを発生させることができます。特に最短撮影距離が0.3m付近では背景ぼけが多くなります。商品写真中にこの特性をいかして撮影した花の実写例を置きましたのでご覧ください。
・フィルムカメラで使用する場合にもF2の明るさでファインダーの表示が明るくなりピント合わせがしやすくなります。
・フォーカスリングの操作感を改善するためにCOSINAがヘリコイドラッピングと呼んでいる方法を参考にして同等の作業手順でヘリコイドの溝を研磨しました。この方法の詳細については、以下のリンク先に説明(pdfファイル)を置きました。
※参考までに商品写真に,この個体による実写例を入れましたのでご確認ください。実写例はSONY α7RⅡによるもので、すべてフルサイズ画像です。これらを含めた高解像度画像の実写例を以下のリンク先で確認できます。任意の画像を選択後「オリジナルを表示」または「ダウンロード」にすると,4240万画素の画像を部分拡大して見ることができます。また,ここでは商品の詳細画像も確認できます。
【外観及びレンズの状態】
・外観は経過年数の割に大変きれいな状態で、美品の部類だと思います。
・前玉および後玉表面は目立つ傷もなく、コーティングの反射光もきれいです。
・通常の目視ではきれいなレンズに見えていますが、背後から強い光で照らすと前玉と後玉の表面が薄くくもって見えます。これはコーテイングの劣化と思われますが、実写例を見る限り撮影結果に気になる影響を与えるものではないと思います。実写例を置いたリンク先に太陽を画面内に入れた実写例を置きましたが、画面全体がフレアで白っぽくかすむようなことはなく、コントラストも良好です。 ・実写例のようにシャープでクリアな写真が撮影できます。
【可動部の状態】
・フォーカスリングは全周にわたって一定の手応えでスムーズに回転し、トルクむら等の違和感は全く感じられません。逆転時の遊びはなくピント合わせを正確にできます。ヘリコイドにラップ研磨処理を行ったため、回転時に指先にざらつきなどの違和感が伝わってくることはありません。
・絞りリングは軽い力でスムーズに回転し、クリック感も良好です。
・フォーカスリング及び絞りリングは多くの方が良好だと感じていただける操作感に整備できていると思います。
・絞り羽根の動作はPENTAX MXボディに取り付けて確認しましたが,シャッターに連動して迅速に開閉しました。
【このレンズの特徴等】
・PENTAX Kマウントのレンズです。
・フィルター径は49㎜でコンパクトなレンズです。
・大変クリアな撮影結果が得られ,青空の色もきれいに描写できます。実写例をご覧ください。
・最短撮影距離は0.3mです。
【分解整備の内容】
・フォーカスリングのヘリコイドに使用されていた古く汚れたグリスを除去し、ヘリコイドの溝の中までラップ研磨と呼ばれる方法で磨き上げ,溝の奥にたまった細かな汚れを取り除くとともに表面をより平滑にしました。その後,粘度が適した新しいグリスを隙間なく充填しました。この処理の結果、フォーカスリングを回転させた際に手ごたえのムラはなく、大変スムーズに回転するようになっています。また、ざらつきやトルクむらなどの違和感が指先に伝わることもありません。
・内部のレンズ面に付着していたチリなどを可能な限り除去し、きれいな状態にしました。商品写真中のレンズ背後からライトで照らした画像をご確認ください。
・水洗可能な部品は分解時に洗剤による洗浄を行い、不要な古い油分や水溶性の汚れを取り除きました。
・以前に分解された痕跡があり、絞り開度のずれがありましたので調整しました。
・最近はフィルムカメラの需要が増えていることがニュースでも取り上げられていました。私の分解整備はすべてそのレンズを使用する前提で製造されたフィルムカメラに装着した際に、正常に動作し、距離環を無限遠側いっぱいに回したところで無限遠に正確にピントが合うようにしています。
・出品中のレンズはPENTAX MXボディに取り付けて距離環を無限遠側いっぱいに回した位置で星や月面にピッタリとピントが合うように調整しています。マウントアダプターを介してミラーレス一眼で使用した場合は多くの場合わずかにオーバーインフ(無限遠マークのわずかに手前で無限遠にピントが合う)になり無限遠にはピントが合わせることができる状態にしています。
・無限遠調整時の被写体は明るい恒星または恒星と同じ結果になるように調整した無限遠コリメーターで行っています。この無限遠コリメーターは口径10.2cm焦点距離1200mmのアポクロマート天体望遠鏡(PENTAX 100ED)の接眼部にピンホールと光源を取り付けたものです。また、調整時にはカメラボディーに自作の高倍率マグニファイアを装着してピントのピーク(星の輝度が最大になった点)を確認しています。
※ミラーレス一眼にマウントアダプターを介して取り付けた場合は、そのマウントアダプターの設計や工作精度によって無限遠位置が異なります。多くの場合はオーバーインフになることを確認しています。これは、マウントアダプターを使用した際に確実に無限遠が出せるように余裕を持たせてた設計にしているためだと思います。オーバーインフ気味になるマウントアダプターに取り付けて無限遠を精密に調整してしまうと、その時使用したものでしか正確な無限遠が出ないだけでなく、多くの場合そのレンズを本来のフィルムカメラに取り付けた時には無限遠にピントが合わないことになります。
☆お願い☆
・オークションの終了後48時間以内に支払いを完了していただける方のみの入札をお願い致します。
・この期限が過ぎた場合は補欠落札者に連絡を取る,または,再出品のため「落札者都合にて削除」させていただきます。
・このレンズは,入手した時点で既に中古品でした。新品と同等の品質を希望される方にはご満足いただける状態とは言えません。また分解整備についても個人の趣味のレベルで行っているものでプロによるものではありません。入札される場合はそのことをご了承くださいますようお願い申し上げます。商品写真と実写例をじっくりご確認いただいた上で入札をご検討ください。
【送料】
・「ゆうパケットプラス」送料410円での発送を基本と致しますが、速達をご希望される場合は「レターパックプラス」送料600円での発送も選択可能です。
※ゆうパケットプラスによる発送について
・まとめて取引の条件を満たす場合は、標準レンズであれば4本程度を同梱して発送することが可能です。
・陸送扱いのため発送から配達まで他の発送方法と比較すると日数を要します。北海道からの発送ですが遠方ほど時間がかかります。これまで発送した結果では北海道内は翌日、関東地方はば3日後、関西地方は4日後、沖縄県は7日後の配達の場合が多く、1日遅れる場合もありました。
・ご不在時の配達で郵便受けに入らない場合は再配達となります。再配達では配達日時の指定が可能です。置き配の設定も可能です。
・専用の箱で発送することになっていて,大きさは縦17cm×横24cm×厚さ7cmです。
※レターパックプラスによる発送について
・午前中の締め切りまでに発送できると、まれに1日遅れることはありますが沖縄県も含めた全国ほとんどの地域で翌日配達となります。
・手渡しの配達で配達日時や置き配の指定はできません。再配達時には日時指定が可能です。
・厚さに制限がないため厚さ10㎝程度で梱包できるため十分に緩衝材を使用することができます。
・匿名取引には対応していません。
※まとめて取引について
・詳細は以下のヘルプページでご確認ください。この条件を満たす場合はまとめて取引の対応が可能です。ヘルプにも記載されていますが,まとめて取引を行うためにはまとめたい商品をすべて落札後取引を開始する必要があります。
・まとめて取引は最大72時間以内の落札物に適用されますが,同一日以外のオークションでまとめて取引をご希望なさる場合は取引メッセージ欄からその旨をお伝えください。こちらからその可否についてご連絡をいたします。最初にご落札いただいた商品の取引開始前でもメッセージ欄から連絡を取り合うことは可能です。