オリジナルは内、外周ともウレタン製エッジですが今となってはメーカーでのメンテナンスは不可能で、
どんな修復手法を講じても絶対にオリジナル再生は不可能です。
寿命ですがウレタンエッジは12から13年、ラバーエッジは15年から16年より少し長めですが
当該機種をお持ちでも必ず限界が来ますので予備パーツとしても是非ご検討ください。
エッジは振動板の支持構造物として不可欠の物ですが
そのエッジすらその可動範囲によって振動板の振幅幅が制限される事になります。
また振動板とともにエッジが振動し不要な放射音を発生させる原因にもなります。
例外的にパイオニアがそのエッジの運動領域の制約から逃れる理想的な物として一時期生産
していたエッジレス構造のリニアパワーユニットもありました。
(S-LH5a、S-LH3、S-ST05、S-ST7、S-ST9、S-W05-K)
またどんなに柔軟な材質であっても平面エッジでは根本的に振幅運動を阻害します。
平面エッジで補修する事はロール形状の形成ができない事への詭弁であってこれは論外です。
ロールエッジの運動は変形ですが平面エッジのそれは伸縮であって全く異なる運動です。
それは各社のスピーカーの多様なエッジ形状を見て頂ければ明白です。
《参考までに》
外周用については写真2の修復手法であればアマゾンで格安で入手できますので探してください。
ロール径が大きくなりオリジナルとは違い写真2のようにリバース(凹み)貼り付けとなりますが