STEG BT1は、カーオーディオにてワイヤレスでハイレゾリスニング(最大96kHz/24Bit)の世界を実現するために設計された高音質Bluetoothオーディオモジュールです。
LDACやaptX HDといった高ビットレートコーデックに対応し、Bluetooth伝送でも圧倒的な情報量と空気感を再現します。
【ESS「ES9018K2M」DAC搭載】
高品位オーディオ機器に採用されるESS ES9018K2Mを採用。
同チップは 32bit HyperStream アーキテクチャを採用し、極めて低いジッター感度と優れたダイナミックレンジ(120dB以上)を実現します。
低ジッター・広ダイナミックレンジ・極めて低いTHD+Nにより、Bluetooth伝送とは思えないほどの透明感と立体的な音場表現を実現します。
【高精度オペアンプ「OPA1612A」】
アナログ出力部にはTexas Instruments製 OPA1612Aを採用。
低ノイズ(1.1nV/√Hz)・超低歪(0.000015% typ.)の特性により、微小信号領域での透明度と定位の明確さを両立します。
低ノイズ・低歪特性を極限まで追求し、滑らかで自然な中高域と、制動感のある低域を両立します。
回路レイアウトはSTEG伝統のローノイズアーキテクチャを踏襲し、細部まで音質最優先設計を徹底しています。
【Bluetoothトランスミッション部】
Bluetooth部にはLDAC/aptX-HD/aptX-Adaptive/aptX-LL/aptX/ AAC/SBC等に対応した高性能SoCを採用。
最大990kbpsまでのハイレゾ伝送をサポートしています。
また、RFモジュール周辺には高周波ノイズ吸収層およびグランド分離レイアウトを導入し、
オーディオ信号系への干渉を大幅に低減しています。
【多彩な出力系統】
アナログRCA出力に加え、光デジタル(TOSLINK)/同軸デジタル(COAXIAL)をサポート。
DSPや外部D/Aコンバータとのダイレクト接続にも対応し、システム構成の自由度を高めます。
【高音質を支えるSTEG設計思想】
金メッキ端子、低ESRコンデンサ、精密インダクタを厳選。
高周波ノイズ対策とグランドアイソレーションを徹底することで、Bluetoothモジュール特有のノイズ混入を抑制しています。
クリーンで安定したワイヤレス伝送を実現します。
◆STEGの卓越した回路設計が生み出すピュアサウンド
STEG BT1は、単なるBluetoothレシーバーではなく、ハイファイオーディオクラスのD/A変換回路とアナログ出力ステージを備えた高音質オーディオインターフェースです。
基板レイアウトからパーツ配置に至るまで、すべてが「音質最優先」の思想で設計されています。
【ノイズを遮断する分離レイアウト設計】
Bluetoothモジュールとオーディオ信号系を物理的・電気的に分離したグランドアイソレーション構造を採用。
RFモジュール周辺には高周波ノイズ吸収層とフェライトフィルタ回路を配置し、Bluetoothの2.4GHz帯のノイズ成分がDACやオペアンプ部へ回り込むのを徹底的に抑制。
結果として、静寂感の高い背景と極めて低いノイズフロアを実現しています。
【ESS DAC「ES9018K2M」のポテンシャルを最大限に引き出す電源設計】
ES9018K2M専用の独立レギュレーションと、オペアンプ段専用のクリーン電源ラインを分離構成。
高周波ノイズを含まない安定した電源供給により、低域の輪郭・高域の伸び・中域の密度が格段に向上しています。
【高精度オペアンプ「OPA1612A」による圧倒的解像力】
出力段には高音質オーディオ機器で定評のあるTexas Instruments OPA1612Aを採用。
超低ノイズ(1.1nV/√Hz)・低歪率(0.000015% typ.)により、微小信号のニュアンスを余すことなく再現し、滑らかで空間表現力の高い中高域と、引き締まった低域を両立しています。
【高周波干渉を抑えたクリーンな信号経路】
Bluetoothモジュール周囲のグランド分離設計により、デジタルノイズとオーディオ信号が相互に干渉しない低インピーダンス設計を実現。
結果、音場の広がり・定位の明確さ・透明度の高さが際立ちます。
ワイヤレスとは思えないピュアで情報量の多い再生を可能にしました。
現在本製品専用のコントローラーもメーカーが開発中で、将来的には別売りのコントローラーを本体に接続する事でコントローラー側から音量調整、スマートフォンの曲送り/曲戻し、曲名の表示等が可能になる予定です。
※※※Bluetooth通信に関するご注意※※※
本製品はBluetooth(2.4GHz帯)を使用しています。
一般的に車内環境における電波伝達は、設置位置や車両構造の影響を受ける場合があります。
また、スマートフォンの置き場所によっては、通信が一時的に不安定になったり、音が途切れる場合があります。
以下の点にご注意ください。
【通信安定性を確保するための設置ポイント】
本体は金属筐体の内部やラゲッジ下など電波を遮る様な場所を避け、できるだけ樹脂パネルの裏側や車内開放部に設置してください。
車両の金属フレーム・シート下・トランク内部などは電波が反射・吸収されやすく、通信距離が大幅に短くなる場合や通信が不安定になる場合があります。
スマートフォン等のBluetooth送信機は、できるだけ車内の見通しの取れる位置に置いてください。
スマートフォンを金属ケースや厚手のカバー、ポーチ内に入れると電波が遮られ、電波強度が低下し音途切れの原因となる場合があります。
【LDACなど高ビットレートモードご使用時の注意】
LDAC(990kbpsなど高音質モード)やaptX HDなどの高ビットレートコーデックは、音質に優れる一方で通信品質の影響を受けやすくなります。
高音質モードを安定して使用する場合は、安定した伝送のため、スマートフォンと本体の距離は1m以内、または金属・人体を挟まない位置関係を推奨いたします。
【その他の補足】
Bluetooth通信はWi-Fi(2.4GHz帯)などと干渉する場合があります。通信不安定時は近接機器の電源をお切りください。
電波の伝達特性は車種や内装構造によって異なりますので、最も安定した位置をお試しの上、ご使用ください
※※※ご使用に関するご注意※※※
本製品は、日本の電波法に基づき、Bluetoothモジュール内蔵アンテナ構成で技術基準適合証明(技適)を取得しています。
本体には海外仕様と共通の外部アンテナ端子が搭載されていますが、日本国内での外部アンテナの装着・使用は認証対象外構成となります。
販売時点ではアンテナを装着していない構成で出荷しており、電波法上の適合状態を満たしています。
同梱の外部アンテナは、海外販売仕様との共通パッケージ構成に基づく付属品であり、日本国内においてはアンテナを装着しない構成(内蔵アンテナのみの使用)を推奨いたします。
※車内環境ではアンテナ未接続でも十分な通信感度が得られる仕様となっています。
外部アンテナを装着してもモジュールの送信出力自体は変化しませんが、外部アンテナを装着しての運用は電波法上の認証範囲外となる場合があるため、日本国内での使用は推奨いたしません。
万一、お客様が任意で外部アンテナを接続または使用された場合は、法令適用外の構成となりますので、お客様の自己責任によるご使用方法という事を予めご理解お願いいたします。
なお、認証構成外での使用に起因する通信不具合、機器損傷、他機器への干渉、またはその他のトラブル等については、弊社では一切の責任を負いかねます。
あらかじめご了承のうえ、法令に則った正しい構成でのご使用をお願いいたします。