
古本として並程度の使用感はありますが書き込みなどなく読むのに支障ありません。
「算数の探険 1」
遠山 啓
定価: ¥ 3600
#遠山啓 #遠山_啓 #本 #自然/数学
《算数の探険》全10巻を読みはじめる前に
●スタートは、1巻、2巻、5巻から―
かならずしも、1巻(『たす ひく かける わる』)からはじめる必要はありません。
2巻(『いろいろな単位(1)』)あるいは、5巻(『形とあそぼう』)からスタートしてもだいじょうぶです。
ただし、あまりこま切れ的にあちこち手をつけるよりは、少なくとも1つの章ぐらいつづけて読み進めたほうが理解度は高まります。
3巻(『小数と分数』)は、1巻のかけ算の章が終わってからはじめるとよいでしょう。
4巻(『いろいろな単位(2)』)は、3巻がぜんぶ終わってからだとスムーズです。
「算数の探険」について―遠山啓
いま、日本の学校では、学校ぎらいの子どもがふえているといわれています。
朝になると、急におなかが痛くなったりする子どもが少なくないそうです。
そうなるのは、学校で教わっていることがわからないから、学校の勉強についていけないから、というのが多いそうです。(中略)
この本に出会った子どもたちは、他人の助けをかりないで、どんどん先へ勉強をつづけていけると思います。
小学校の中学年から高学年になると、子どもたちは自分で勉強していくだけの意欲を持ちはじめますから、
そのことは十分期待できるでしょう。
また、算数ぎらいになってしまった子どもも、この本によって、算数のおもしろさを知り、算数の勉強を、
さらにすすんで学校の勉強全体を見直すようになってくれるでしょう。
(1973年10月25日)
【この本を推薦します】
なんでも驚かないと、わかったことになりません。また驚いたときは、何かがわかったときです。
そんな意味で探険は、なにかを探しにいき、冒険をし、そして何かをつかみ取ることです。
この本を見る人にとって、算数が冒険であることをねがっています。
安野光雅