賤ケ岳合戦を描く屏風絵である。左隻(させき)には天正11年(1583)4月20日の、大岩山砦・岩崎山砦への柴田軍の猛攻と、秀吉方の中川清秀の奮戦の様子が描かれている。
右隻(うせき)には、翌日の退却する柴田軍と追撃する秀吉軍を描写し、中央に七本槍の場面と、扇を振り上げて喜ぶ秀吉を中心に据えている。賤ケ岳合戦図屏風は、全国で6例が確認できている。最も古いのが大阪城天守閣本で、17世紀後半頃に『川角太閣記(かわすみたいこうき)』や『甫庵(ほあん)太閣記』などを参考に描かれたと推定される。当館蔵本も大阪城天守閣本の模写で、18世紀中頃に描かれたと考えられる。
【日本画の美】
この屏風は、日本の伝統的な絵画スタイルである日本画で描かれています。金色の背景に緑色の山々が描かれ、自然と人々の調和を表現しています。
【六つ折の屏風】
六つ折のデザインは、空間を分けるだけでなく、視覚的な興味を引き立てます。どの角度から見ても美しさを楽しむことができます。
【高品質な素材】
紙と木を使用したこの作品は、耐久性があり、長期間にわたってその美しさを保つことができます。
当方の先祖代々伝わる蔵出し品です。
大祖父の時代に博物館や外国古物商より依頼があったと伝えられておりますが、日本の博物館や美術館などは、一部の認定国宝などを除けば重要文化財でも海外より多額な金銭を積まれれば譲り渡すという事実もあり、海外流出を防ぐために売らずに保管していたそうです。
この度大掛かりな引越しにより蔵出しし、手放す決心をしましたが、海外へ流出をされない日本の方で、未来永劫大事にしていただける方へ強くお譲りしたいと思っております。
長年蔵に保管しており、その間に何度か直しを掛けていたそうです。
画像で確認できる通り、外観も綺麗で保管状態も良く、絹の白手袋で軽く撫でると今だに薄く金粉が付く部分もございます。
ヤフオクへの添付出来る画像が10枚までですので、画像にはございませんが、屏風を壁掛け出来る様に屏風本体の黒縁枠に合わせた金具もございます。
屏風の枠(漆塗り)
本体(1960mm×910mm×20mm)
- 絵画のスタイル: 日本画
- 構成: 六つ折の屏風
- 素材: 紙、木
- テーマ: 賤ヶ岳合戦図屏風
- 色合い: 金色と緑色の調和
自宅保管品である事をご理解ください。