1903年ベルリンでスタートしたオリンピア社は大戦を経て当時の西ドイツ・ブレーメンの近郊ヴィルヘルムハーフェン(Wilhelmshaven)に移りました。 ここで製造されメルセデス・ベンツと呼ばれたほど上質で高性能なタイプライターの「オリンピア」(Olympia Werke)は、1960年代ドイツでのシェア60%を超えていました。 また、オリンピア SM モデルは、スイスのエルメス 3000 とともにタイプライターのメルセデス ベンツと見なされており、当時最も高価でした。特に、ポータブル型のSF(small and flat)と呼ばれた小型のSplendidやSF De Luxeは一世を風靡しました。