◇ 概要
学名 ニコチアナ・タバクム Nicotiana tabacum
品種名 ゴールデン・ハーヴェスト Golden Harvest
伝統品種、固定種
2025年に収穫された種子
◇ 商品内容
果実一個と種子1つまみ分をビニールケースに封入。
◇ 葉たばこ産業における この品種の来歴や特性
1978年にドイツのアインベックにあるKWS Seed Companyに売却された後、1988年にNorthrup King Companyに買収されることで
事業が終了(廃業)した Coker’s Pedigreed Seed Company(通称コーカー社)によって、1970年代に開発された黄色種。
旺盛な生育、大きく重厚な葉、安定した収量によって高く評価された品種。
花穂を含め2m以上になり、葉巾40~46cm、長さ76cm、脇芽は少なく、定植後50~55日で成熟する。
収穫の目安である黄変は、葉の成熟に沿って分かり易く生じる。
高品質でマイルドな喫味を有し、紙巻タバコ、パイプタバコのブレンドに用いられる。
現在では、固定種として、多くのニコチアナ愛好家によって種子が継承されており、個人の庭や畑で栽培されている。
(日本では、「製造たばこ」の製造は、たばこ事業法により禁止されている。)
◇ 栽培の感想
非常に生育良好で旺盛な品種と感じた。
茎は太く頑丈、葉は幅広で豪壮。
比較的速やかに、クリーム色がかった黄色に成熟して行く過程を見せる。
花の展開は盛んで、果実の実り方も豊かである。
VG(ヴァージニア・ゴールド)と比べて圧倒的に栽培が簡単。
その容易さはヘレナとほぼ同じ。
海外では、煙草栽培家の間でも定番の人気品種のようで、その理由が良く分かる。
◇ 注意喚起
私が撮影した画像や商品の説明文を無断で転用しアマゾンで高値で転売している人がいます。
偽物をまされるなど種々のトラブルが報告されているようです。私はアマゾンに一切出品しておらず、今後する予定もありません。