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【LP２枚】国内盤VOL6　ヤナーチェク　歌劇「イェヌーファ」JW I/4　ボフミル・グレゴル 指揮　プラハ国民劇場管弦楽団　プラハ国民劇場合唱団　イェヌーファ：リブシェ・ドマニンスカ（S）シュテヴァ・ブリヤ：イヴォ・ジーデク（T） ラツァ：ヴィレム・プルシビル（T）コステルニチカ：ナジェジダ・クニプロヴァー（S）村長：ズデニェク・クロウパ (Bs)、他　（1969年6月6-13日 プラハ,Zofin Hall 録音 EMI） 　この新型コロナ禍の中、飲食店の中には臨時休業するところも出ています。自分が新入社員だった平成Ｘ（エックス）年、同期の人間が最初の何カ月かの給料明細を見てバイトをしていた学生の頃の方が収入が多いと言っていました。バブル崩壊直後であり、そこから氷河期に突入するわけなので早くもその片鱗があらわれていたのでしょう。しかし、自営業の形態をとる今の私からすれば、とりあえず月給という形で入金があるのは有り難いことだと思います。個人的にはこの騒動の直撃はないものの、違う問題の場合に刺されることはあるので、謡曲に何かを見て源氏の白旗かと怯える落ち目な平家云々という一節があったように、えも言われない先細り感を覚えています。正直、どうなったらコロナ禍は終息したと言えるのかと思い、まさか原発廃炉並みの長期にはならないとしても、不気味でたまりません。　こういう空気の時に必ずしも相応しいとは思えない、そこそこ暗いお話の「イェヌーファ」、これも昨年からチョイチョイ聴いていながらブログでは扱っていなかったものです。物語自体は悲しく、暗さを帯びていながら音楽の方はそれに染まり切っているとは言えない、独特の温かみと言えるのか、解放感のようなものが感じられるので「何とかなる」という救いようがある世界を連想させられます。ヤナーチェクの他のオペラ、「死の家から」や「利口な女狐の物語」とかも似たものを感じると思っていました。中古ですので小さな汚れあります。まとめて買えばお安くなります。