
アイワが1989年当時に発売した高級オーディオ「STRASSER」シリーズの中でもアッパーミドルクラスに属するダブルデッキCDラジカセです。
派手さや豪華な機能こそありませんが、スリープ・タイマー、リモコン操作等の便利機能を装備。スピーカーのエンクロージャーの設計やアンプを含めた基本設計がよく、ホールやリビングで音量を上げても歪まず余裕のあるサウンドを奏でられ、バランスが整った名機です。上位機種のXR7と共通のリモコンで、CD、音量、電源まで操作できます。
カセットデッキはデッキ1のみオートリバース(2は片面再生のみ)で、ラジオはダイヤル式。フルサイズのバブルラジカセよりは一回り小さく、幅約65cm、奥行き・高さは25cm程度で、どんな部屋に置くにも丁度良いサイズ感です。
今回はそんな名機の中でも、コンディションの良い機体をベースに、完動品へのレストアとグレードアップを施しました。
・CDピックアップレンズユニットを新品に交換。
・カセットデッキのベルト類を交換し、ヘッド等の機構部品も一通り清掃し、スピード調整をしています。
・ラジオ、音量、スイッチ類は正常に動作します。
・液晶表示を透過型に改造し、綺麗なターコイズブルーのLEDバックライトを仕込んで暗所の視認性を上げました。カセットデッキ部にも白色のLED照明を追加し、上質なインテリアを演出します。
・4インチスピーカーを最新式のネオジム磁石スピーカーに変更。これにより、下から押し上げるような重低音が出るほど迫力が増し、基本設計の良さと相まって、このクラスとラジカセのサイズからは想像出来ない臨場感溢れるサウンドを出します。
・機内にBluetoothチップを追加搭載。ソースをLINE INに切り替え、かんたんな接続設定をするだけで、スマートフォンなどからワイヤレスで音楽を流すことができます。
音質も動作も確かで35年前のものとは思えないコンディション、まさに「普通のお店では買えない掘り出し物」の一台を作りました。
※純正電源コード、純正リモコンのほか、XR30とXR7をベースに作成したXR50の手製説明書、Bluetooth接続の手順書、本体時計メモリー&リモコン用の電池を添付します。
※本体バッテリー駆動時(単1×8本)は機内の電源でBluetoothを使用することは出来ません