【Levi’s 71557-02(実質 557XX)/90s Levi’s Japan K.K.企画・日本製/LVCの前身にあたる初期レプリカ復刻/サイズ40】
デニムジャケットの歴史の中で「557XX」は特別な意味を持つモデルです。
1950年代後半に登場し、先代 507XX(2nd)のボックスシルエットから、より現代的なロングポイントの襟・フラップ付き胸ポケット・立体的な前身頃の切り替えへと進化。
のちの“3rd Type(70505)”へと続く、デニムジャケットの完成形の原点とも言われています。
その557XXを、まだ世界に“LVC”という概念すら存在しなかった90年代前半〜中盤に、
**リーバイスジャパンK.K.が独自でアーカイブ復刻したシリーズ──これが本品「71557-02」**です。
後に登場する Levi’s Vintage Clothing(LVC)の前身となった重要な時期の復刻ラインであり、
現在は「レプリカ黎明期の空気をまとった特別な復刻」として再評価が進んでいます。
■ 日本製=品質の安定性が魅力(“希少性”ではなく“完成度”)
この頃の復刻ラインには日本製も多く、**“日本製だから希少”というより“日本製だから縫製クオリティが安定して高い”**というのが正しい評価。
当時のリーバイスジャパンK.K.は、縫製技術の高い国内工場を多く使っており、
LVC登場以前の復刻としてはもっとも完成度が高いシリーズと言えます。
■ 謎品番「71557」が生まれた理由
本来は“557XX”の復刻ですが、
当時のアメリカ本社の品番管理の都合で パッチ表記は「557」、
品質タグでは 「71557」 という独自のロットが採用されています。
これは、1930年代の501XX復刻を「702」として販売していたのと同じ現象で、
**90年代リーバイスジャパン特有の“番号揺らぎ文化”**が色濃く残る一例。
今となってはこの“ズレ”こそがコレクター心をくすぐるポイントでもあります。
■ ディテール:90年代レプリカらしい“生真面目な再現”
90年代復刻は、現代のLVCとは少し違って
全体が直線的かつ硬派で、生地がドライで色落ちが縦に落ちやすいのが特徴。
この個体も、その美点がしっかり出ています。
● 品質タグ:Levi Strauss Japan K.K. 表記
90年代復刻の証。
J30(ボタン裏刻印)も当時の復刻ラインでよく見られる仕様。
● 71557-02(実質557XX)ならではのパターン
● ドライタッチのインディゴ
90s復刻特有の質感。
縦糸の荒い落ち方や、アタリの雰囲気は、現行のLVCとは明確に異なる魅力。
■ LVC以前の復刻が“別物として”評価される理由
近年コレクターの間で、90年代復刻(本品のような前身ライン)が再評価され始めた背景:
特に**「71557-02 日本製」**は、
“LVC前夜の空気をそのまま閉じ込めたモデル”として人気が上昇中。
■ サイズ40(需要の高い実寸バランス)
素人採寸
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肩幅:56cm
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身幅:54cm
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袖丈:62cm
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着丈:60cm
557XX系の中で「40」は最も着られるサイズで需要が高い。
着丈が短すぎず、身幅も広すぎない優秀なゴールデンサイズ。
■ 状態
90年代復刻らしい綺麗な縦落ち・アタリが出ています。
生地の表情がとても良く、現代の復刻とは一線を画す風合い。
■ まとめ
これは、LVCに至る前の“原初の復刻文化”を背負った一着。
557XXを研究し、日本の技術で仕上げた
90年代リーバイスジャパンK.K.のアーカイブ復刻シリーズの中でも
とりわけ支持の高い「71557-02」。
現代の復刻とは違う、90s特有の軽やかで荒々しいインディゴ。
パッチ表記「557」、タグ表記「71557」──当時ならではの揺らぎも含めて魅力。
デニムの歴史の中でも、いま改めて価値が見直されているシリーズです。
素人採寸ですので多少の誤差は御理解下さい。
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(2025年 11月 11日 23時 29分 追加)2cm-6000