ご覧いただきありがとうございます。
DYNACO ダイナコ PAT-4 プリアンプ 同社初のソリッドステートプリアンプです! メンテ済! 動作・美品! 名機です! の出品でございます。
ダイナコの懐かしのプリアンプです!
1970年にリリースされたプリアンプであり、パワーアンプのSTEREO120と対になるモデルでした。
プリアンプとしては初となるソリッドステートモデルであり、かなり気合の入った意欲作です!
ちょうど、この頃は真空管からトランジスターの過渡期という背景も相まってか、管球時代モデルであったPAS-3の影響を色濃く残したモデルでした。
回路面では大きな変更は行わず、代わりにトランジスターへ置き換えた内容となっておりますが、シンプルな設計はダイナコならではかと思います。
特に、片CHで僅か4個のトランジスターで多くの機能を網羅した点は大きな特徴であり、この頃の製品としてはかなり珍しいかと思います。
サイズもPAS-3と同一でありながら、機能もより充実した点も大きな魅力であり、業務用機器との接続にも最適な600オーム入力にも対応した点やLo/Hiフィルター機能、フロント入力/出力ターミナルの追加された点にも驚きます!
無論、従来の左右独立のトーンコントロールやMODEセレクター、バランスなどの機能もそのままですので、如何に充実した内容の製品であったかはご想像の通りです。
デザインにおきましては、マッキントッシュやマランツのようなゴージャスさとはいきませんが、コンパクトかつ可愛らしい佇まいであり、古き良き時代のアメリカを感じさせる佇まいです。
内部のC/R類も日本製をはじめ、高品位なアメリカ製の物を採用するなど、管球時代の製品と比べても信頼性に優れた内容かと思います。
肝心の音質におきましては、ダイナコらしい明るくパンチの効いたサウンドはそのままに、ソリッドステートらしい切れ味も兼ね備えた点が特徴的ですね。
音楽もJAZZやPOPSをはじめROCKあたりも活き活きと聴かせてくれます!
パワーアンプはトランジスターでも良いですが、真空管アンプとの相性も良く、往年のALTECやRCA、AMPEXなどの業務用アンプとも抜群の相性かと思います。
コンパクトですが、オーディオの醍醐味を十二分に味わえる逸品です!
定価は1970年当時で54000円と海外製としては良心的なお品でした。
コンディションにおきましては、目立つキズやサビは見られず、綺麗なお品かと思います。
フロントパネルの若干の文字消えは見られますが、判別はできる程度ですので、大丈夫でしょう。
出品に際してプロによるメンテナンスも行っておりますので、動作は良好です。
電源コンデンサーのリークがありましたので、より耐久性の高い国産にて対応しております。
このコンデンサーは結構脆弱であり、この手のモデルの持病ともいえる箇所ですので、対策しているものは安心です。
クリーニングも兼ねて内部の様子も確認しましたが、それ以外のC/R類はオリジナルのままでした。
その為、S/Nも向上しており、抜群のサウンドかと思います。
目立ったガリも感じられず、この手のモデルに大きくられるボリュームのギャングエラーも無く良好です!
電圧は117V仕様となりますが、100Vにて十分にお使い頂けます。
この機会にどうぞ!