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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので経年変化はございます。この度はご購入頂き、誠に有難うございました。
酒のかたみに 酒で綴る亡き作家の半生史 続 高山惠太郎/監修 藤本義一
川端康成、谷崎潤一郎、遠藤周作等多くの読者を魅了した作家たちの人生を酒を通して描いた13篇
花登筺・花登と酒とおれ 藤本義一 著 9-32
武田泰淳・美しき夫婦酒の完成 高瀬善夫 著 33-54
山口瞳・いく通りもの高さ、それぞれの風景 安村圭介 著 55-76
隆慶一郎・池田一朗君の一人二役 阿木翁助 著 77-98
司馬遼太郎・モンゴルの盃 二橋進吾 著 99-122
川端康成・酒ありてよし酒なくてよし 武田勝彦 著 123-144
遠藤周作・狐狸庵先生と酒 金田浩一呂 著 145-166
秋田実・醒酔笑 相羽秋夫 著 167-190
谷崎潤一郎・酒は美食にあり 島村力 著 191-210
三島由紀夫・生き急ぎ、死に急いだ四十五年間 越次倶子 著 211-232
井伏鱒二・消しゴムで消したもの 田村祥蔵 著 233-254
森茉莉・上等のブランディ 白石かずこ 著 255-274
火野葦平・稀有な酒童 佐々木久子 著 275-295
レビューより
ほろ酔い手帖「たる」にて連載されたきた
「酒で綴る亡き作家の半生史」をまとめたものの続編です。
13名の作家さんとお酒の関わりを中心にして書かれたエッセイ集?
「武田泰淳」「森茉莉」「火野葦平」の3名の方はことはまったくしりませんでした。
情けないとも思うのですが読んだ記憶があるのは司馬遼太郎氏 山口瞳氏 井伏鱒二氏の3名だけです。まぁ、花登筺氏の「細うで繁盛記」「どてらい男」は毎週見ていた記憶があります。秋田實氏の作品だと知っていたのは夢路いとし喜味こいしさんの漫才ぐらいです。基本お酒に寄せたお話なのですがそれほどお酒の存在が際立った話はなかったです。まぁ、お酒の席での蘊蓄よりはより文学的な話が多かったように感じました。そして川端康成氏と谷崎潤一郎氏の作品は今更ですが読んでみたくなりました。