くびれたウエストに長めのノーズ、全てのステッチをダブルステッチで飾り、シームレスヒールに土踏まずまで伸びるオパンケレザーソール
見ただけでそれとわかる技巧だけでなく履き心地に直結する実を兼ねたデザインを凝らしたボノーラらしい一足。
イタリア製
カラー オーク
素材本革 カーフ
サイズ:7
全長29.7cm
幅9.8cm
インソール27.8
通常の使用感ございますが目立ったキズ汚れはございません。
特にはソールブリッジがキズっぽいのでご確認下さい。
中古品ですので細かい点はご理解いただけますようお願い致します。
箱付属
シューキーパー付属しません。
ボノーラはイタリアのボローニャにて1878年、従兄弟関係にあったオリヴェロ・ボノーラとイルデブランド・ボノーラにより創業し130年の歴史を誇るシューファクトリーです 。
創業当初はビスポーク中心で、以降もハンドメイドシューズのファクトリーとして有名です。
工房にて革の裁断から靴の仕上げのポリッシュまで、実に200近い工程を手間と時間をかけて、一人の職人が手作業で1足の靴を作り上げていくそうです。
そのため、製造される靴は1週間に6足という大変少ない数であり、量より質を求めた靴作りを行っています。
また創業当時はビースポーク中心であったため一般市場に流通することはまれであり「幻の靴」とまでいわれていた時代がありました 。
デザインは英国の佇まいを持ったクラシックさの中にイタリアのエレガントさを兼ね備えたクオリティの高い靴として人気があります。
また、ボノーラの技術の高さを語る上で欠かせないシームレスヒールの仕上がりは、過去にジョンロブのトップレンジの靴の製作を請け負っていた事を物語る美しさであり、どのブランドも真似のできない境地にあると言えます。
木型はややロングノーズのオーソドックスなイタリアンスクエアトゥで、決してロングノーズ過ぎずクラシックの域を脱していないところに英国靴のエッセンスを大切にしていた抑制の効いた旧ボノーラを感じる事ができます。
しかしながら、羽根部分のV字のカッティングや、ボノーラのお家芸でもあるシームレスヒールなどにはイタリア靴特有の色気ある独特の顔をもっています。