●城郭のような重厚な艦橋をもつ重巡 『高雄(TAKAO)』 の1/500スケールキットです。
●近年の考証に照らすと造形が甘い部分もありますが、1/500スケールの高雄型重巡のプラモデルはニチモからしか製品化されていないうえ、今回出品のものは2軸推進のモーターライズ仕様で 「金属2連ギア」 が付属しています。
●このキットは、その後の再販ではギア無しの一軸推進用となり、2013年のニチモのプラモ部門廃業に伴い絶版となっています。
●全長約39.7cmのフルハルモデルで飾り台付きです。
★シャフトの錆、ゴムジョイントの劣化が見て取れます。
★箱には、破れ、剥がれ、よごれなどのダメージがあります。
※8番目から10番目の画像は、ディスプレイモデルとして組み立てた作例です。出品物は未塗装・未組立品です。
(2025年 3月 8日 20時 36分 追加)
※「出品物は未塗装・未組立のキット」なのですが、「作例画像」について幾つか質問(疑問)が寄せられましたので、まとめて説明を追加いたします。非常に古いキットなのですが、以下のような簡単な追加工作で何とも味のあるモデルに仕上がります。
◆船体について… このキットの艦底パーツの艦首部分は横から見ると直線的に成型されているため、やすりをかけて少し丸みを付けました。舷側の丸窓は輪郭のみの凸モールドとなっているためピンバイスで軽く彫り込んでくっきりさせました。
◆アンカーチェーンについて… モールドが平板なので上から金属チェーンを接着しました。
◆主砲について… 砲口をピンバイスで彫り込んで開口し、防水キャンバスを彩色紙粘土で再現(パテより簡単)しました。
◆アクセントについて… 探照灯のレンズ部分にネイル用のストーンを貼り付け、艦尾旗竿の旭日旗は紙で自作しました。
◆スクリューについて… 作例は「ディスプレイモデル」としたため、キット付属の水上走行用スクリューではスケールオーバーなので、同じニチモの1/500妙高型重巡のキットからディスプレイ用スクリューパーツを流用してあります。