【希少・美品】「Fi-Cord101S」■プロ用テープレコーダーの名門スイスStellavox社の製品
ご覧いただきありがとうございます。
入札の前に以下説明欄をご確認ください。
製品名:Fi-Cord 101S 超小型オープンリールテープレコーダー
メーカー:Stellavox社(スイス)
販売:Fi-Cord社(英国)
製造年:1960年代
仕様:
・サイズ(約):149mm×84mm×40mm(突起部除く)
・電池:単三 2個使用
・リールサイズ:48mm
出品物:掲載の写真が全てす。
①Fi-Cord 101 本体
※専用革ケース付き
※マイク兼スピーカーを内蔵
※単三電池2本で動作(写真中の電池はサイズ比較用で出品物ではありません。)
②テープ&空リール:
・テープ 1本(本体にセット済み。)
・空リール1本(本体にセット済み。)
③外付けスピーカ(アンプ内蔵。動作品)
※電源はレコーダー本体から供給)
※専用革ケース付き
④外部専用マイクロフォン(動作未定)
※本体専用革ケース内に収納可能
⑤取扱説明書(英文。コピー版。 写真中のオリジナル取説は見本です。)
⑥その他
・ヘッドクリーナー(未使用)
・記録カード(未使用)
⑦添付写真について
※写真中の電池は見本で出品物ではありません。。
※写真中のカセットテープはサイズ比較用で出品物ではありません。
外観:各部の状態(写真を参照ください。)
・本機は発売から半世紀を遥かに経過しておりますが外観および内部は使用感が無いほど綺麗で永年使用による擦り傷や摩耗が殆ど見られず、現在でも新品と思える程の状態です。詳細は添付写真をご確認ください。
・本体は肉厚の金属製で腐食は無く黄金色に輝いており重厚感と精密機械の風貌を有し、数ある小型テープレコーダーの中でも異彩を放っています。
・プラスチックカバーは透明感があり綺麗です。(本機によく見られるヒンジ部分の欠け・割れはありません。)
・操作ボタン類は全て正常に駆動します。
内部の状態:(外見上での観察)
・基板および電子部品類は60数年経ていますが損傷がなく綺麗な状態です。
・基板および電子部品類や配線類は長期使用による変質・変色は全くなく、ハンダ面の腐食等も見られません。
・駆動系(メカニカル)は操作ボタンと連動して正確に可動しています。
※駆動系の各金属部品類は破損等が無く経年使用による摩耗等も見られません。
※駆動用ゴムベルトは当時のベルトのままと思われます。したがってベルトに緩みがあり録音・再生・早送り・巻き戻し等の駆動に支障が出ています。
・電池室内部は腐食等は全くありません。
動作状態(録音・再生について)
◇駆動機構
・モーターは静かで正常に動作しています。
・録音、再生は駆動ベルトの緩みが原因で回転が不安定です。
・早送り、巻き戻しは正常に回転します。
※全体に駆動ベルトの劣化によりテープ走行は不安定です。
◇録音
・録音ボタンの操作で電源ランプとテープカウンタが正常に動作します。
・内蔵マイクロフォンより録音操作しましたが再生音は聞けませんでした。(極めて小さな音量のみです。)
・外部録音端子より専用マイクロフォンで録音しましたが。生成音は聞けませんでした。(マイクロフォンの故障か断線と思われます。)
・外部録音端子より手持ちのクリスタルマイクロフォンで録音すると再生音が聞けました。
◇再生
・録音済みテープの音声はイヤホンで聞けましたが音量は小さく不明瞭でした。
・専用の外付けスピーカを接続すると大きな音量で再生音を聞くことができました。
問題点
◇ベルトとコンデンサの交換が必須
※メカニズムに詳しい方であればベルトの交換は比較的容易で、交換用ベルトもネット通販等で入手できると思います。
※海外サイトではゴム用接着剤「GORILLA Super Glue GEL」を使って短くカットした駆動ベルトを再生する記事を紹介しております。
※基板上の電解コンデンサの寿命は実質終わっていると思われます。この部品交換で録音・再生機能は改善すると思われます。
◇キャプスタンからの異音
※録音・再生時に片方のキャプスタンからカタカタ音が生じます。この障害でテープ走行が不安定になり録音操作に支障が出ています。
※この障害は本機に時々みられる症状ですが、海外youtubeでこの故障の修理映像を見たことがあります。
参照:Vintage Tech: Repair and Test of a 1960 Stuzzi FiCord 101s Reel-to-Reel
◇本機のまとめとPR
・専門外のため本機紹介文中に状態の誤認や見落としがありましたらご容赦願います。
・本機は説明するまでもなくWebサイト等各方面で紹介されております。
・本機は高精度のメカニズムを持っていますが基本的には音楽再生用よりも当時の小型化技術の粋を集めて設計された会話記録などディクテーションの録音・再生用として発売されたようです。
※本機は1962年に米国中央情報局(CIA)の装備品となり取材情報の記録用として使用されました。(CIA標準通信機器リスト、1962年4月改訂に記事収録
※アンティークディスプレイだけでなく歴史的にも貴重な製品で、小型オープンリール収集家には垂涎の品です。
※当方は技術には門外漢です。専門的なご質問には対応できませんのでご了承ください。
※なお非常に古い製品です。製品の運送時の破損以外での返品はご容赦願います。