廃盤
5CD
《クリヴィヌ率いる
手兵ラ・シャンブル・フィルハーモニック
ベートーヴェン交響曲全集!》
クリヴィヌ率いるピリオド楽器オーケストラ、ラ・シャンブル・フィルハーモニックから、ベートーヴェン交響曲全集の登場です。
「何か新しいこと」を表現するためにこの録音に臨んだわけではないけれど、厳重に検討を重ねた結果いくつもの「新しい真実」を見つけた、と語るクリヴィヌ。様々な校訂版を検討して細かなアーティキュレーションやディナーミクを丹念に手掛けていて、すべての楽曲が非常に新鮮、刺激的に響きます。このオーケストラは、オリジナル楽器の名手たちによって構成されています。徹底してアーティキュレーションなどにこだわったことにより、ガット弦特有の魅力的な不均衡さを伴う弦楽器パートや、管楽器のまっすぐな響き、直線的なクレッシェンドなど、刺戟的な音色が得られ、素晴しい効果をあげています。曲ごとに楽器編成を熟考した結果、交響曲的なダイミックさと厚み、時に緻密な室内楽のアンサンブルの楽しみに満ちた、生き生きとしたベートーヴェンの交響曲の世界があますところなく収録されています。ライヴの熱気と緊張感に満ちたとびきりのベートーヴェン交響曲全集です。
オリジナル楽器のコントラファゴットが第7番の交響曲で用いられているのは録音としては初めてのこと。コントラファゴットは、コントラバス・パートとほぼ同じ旋律を担当したことが多いという記録から、ここでもその方法がとられています。このコントラファゴットが加わったことにより、管楽器セクションにより一層の広がりと魅力的なリズム構造がくっきりと表れ、ドライヴの効いた響きにワクワクします。
交響曲第9番は、品番V5202で既発のものですが、他はすべて初出。
クリヴィヌは、ロシア系の父とポーランド系の母をもち、ヴァイオリニストとして音楽界でのキャリアを歩み始めました。2004年にこのラ・シャンブル・フィルハーモニックを設立、時代ごと、プロジェクトごとに自在に招集されるトップクラスのメンバーと共に、その都度、古典から現代ものまでしなやかに名演奏を聴かせてくれます。(キングインターナショナル)
CD1
ベートーヴェン:
・交響曲第1番ハ長調 op.21(I. 8:31, II. 7:04, III. 3:22, IV. 5:40)
録音時期:2009年12月
・交響曲第2番ニ長調 op.36(I. 11:36, II. 9:34, III. 3:42, IV. 6:24)
録音時期:2010年5月
CD2
・交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』(I. 15:27, II. 13:56, III. 5:38, IV. 10:59)
録音時期:2009年12月
・交響曲第4番変ロ長調 op.60(I. 10:57, II. 8:00, III. 5:31, IV. 6:34)
録音時期:2009年12月
CD3
・交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』(I. 6:57, II. 8:35, III. 5:10, IV. 10:53)
録音時期:2009年12月
・交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』(I. 10:53, II. 11:30, III. 4:50, IV. 3:41, V. 9:15)
録音時期:2010年5月
CD4
・交響曲第7番イ長調 op.92(I. 13:44, II. 7:34, III. 8:13, IV. 8:28)
録音時期:2010年5月
・交響曲第8番ヘ長調 op.93(I. 8:20, II. 3:37, III. 4:24, IV. 7:29)
録音時期:2010年5月
CD5
・交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』(I. 14:29, II. 13:30, III. 12:24, IV. 22:59)
録音時期:2009年6月
ジネアド・ミュレーン(ソプラノ)
キャロリン・マズア(アルト)
ドミニク・ヴォルティッヒ(テノール)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス)
シャンブル・レ・エレメンツ合唱団
ラ・シャンブル・フィルハーモニック
エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)
録音方式:デジタル(ライヴ)
コンディション良好。
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