ホンダ純正カブ50_12V 118cc街乗り用中低速トルク型チューニングエンジン+ホンダ純正 3速ロータリー 完検済み 検用:シャリー モンキー
<長文,ご注意ください>
・完成車検査として,30~50kmの慣らしを行なった後,性能確認まで実施しています.
・「最高速を抑えて中速のトルクアップを狙ったチューニングに」をポリシーとしHPでも宣言しています.今回も自動遠心クラッチで
 中低速トルク型の特性に各部をファインチューニングしてみたところ目標は達成できました. 
 今回は,以前も出品し好評だった純正3速ロータリーミッションで仕上げました.そもそもトルクバンドの広い100cc超の中低速仕様では
 4速以上は必要ありません.ピーキーな小排気量車やレーサーはパワーバンドを有効に使うため必要なんです(あくまで持論ですw)
 中低速特化型にするとクラッチが繋がった瞬間から,太いトルクでグイグイ加速を始めます.高回転はさほど回りませんが中低速の
 粘りはすごく出ています.あまり飛ばさない街乗りライダーやオフロード車にはぴったりのエンジンかと思います.
  4,000~8,000rpmのトルクはフラットで且つトルクフルなので乗っていて楽しいですよw.最高速は手持ちのファイナルで一番ロング
 なものを組み合わせましたが,それでも足りなかったようです.きちんと合わせれば軽く3桁いきますよ.
  ※誰方もこのエンジンでカッ飛んで怪我をして頂きたくないので,安全運転を約束していただける方のみ入札してください.
   ※テスト車両:カブラ50,C90互換マフラー,CDIはKITACO パワーレブ2,キャブは京浜PC20+汎用パワーフィルター,
 インレットパイプはminimotoの内径φ22のカブ用:それ以外はタイヤ,サスも含め「どノーマル車両」ですww
【改造部位】
・ベースエンジンはAA01E-1111*** ホンダカブ50_12V純正エンジン
・クランクシャフト : 新品 モダンワークスの54.5mmストローククランク
 ※ロングストロークなので,オイルポンプスピンドルとコンロッド大端に干渉する箇所があり削っています.
 → 指定ではコンロッド大端を削りますが,強度が落ちるのが嫌だったので主にOPスピンドルでクリアしました(画像⑥)
・クランクサイドベアリング:新品 NTN 6304C3×2
・ジェネレーター: 新品 maniac 軽量アウター12V
  ※maniacさんから最近でたものです.ダメ元で使いましたが(maniacさん,ゴメンw),935gの軽量アウターで吹き上がりもいい感じでした
 ※ACGコードは,カブやモンキー12Vの一般的な「6P5線+ギボシ1本」になります
・シリンダーヘッド :新品 社外 CD90互換? 
 ※INポートはΦ22.5,EXポートはΦ20.5に拡大&研磨実施(吸気効率が落ちるので鏡面仕上げにはしていません)
 ※バルブ径はφ23/20になります
  ※色々評判の悪い社外品ですが,きちんとポート修正してやれば結構走りますよ(これ本当w)
・バルブスプリング: 新品 maniac ストリート用(ダブル) → ヘッド付属のものはやはり心配なのでw
・シリンダー: 新品 AVAN KNIGHT φ52.4(鉄シリンダー)
・ピストン: 新品 AVAN KNIGHT φ52.4(フラットヘッド)
  ※ オイルクリアランス確認済み → ピストンプロフィールとも問題なし
・カムシャフト : 新品 ヘッド付属のCD90互換カム(バルタイから判断しても中低速から少しストリートよりかな?)
・カムチェーン : 新品 maniac 強化チェーン 84L
・ミッション:中古 純正カブの3速ロータリーミッション
  1速:11 × 36 = 2.272
  2速:17 × 31 = 1.824
  3速:21 × 25 = 1.190
・クラッチAssy: 新品 KITACO 強化クラッチAssy(307-1414120)
・クラッチセンターベアリング: 新品 NTN 6000C3
・オイルポンプ : 新品 C100EX(トロコイド厚 t=8.8mm 吐出量1.6倍:12V比)
・オリフィス : φ1.1に修正
  → ベースエンジンが嘘みたいなΦ2.0に拡げてあったので,金属パテで埋めて開け直しました.
   こんなに拡げたらクランクが焼けちゃいますよw
・オイルシール : ケースの3箇所とステーターベース部を新品と交換
・ミッションBRG : 4箇所すべて新品と交換(NTN 6001C3×2,6003C3×2)
 ※当然ですが,ベアリングの脱着はワークスやベテランチューナーさんでは常識の「焼き嵌め」で行っています
・各ガスケット類 : すべて新品
【その他】
・ミッションは自動遠心クラッチの3速ロータリーになります(走行中はTOPからNに入らないタイプ)
・圧縮比は10.5(ハイオク仕様)
・コンプレッション 15.5kg/cm2
・インレットパイプは,ヘッド側がφ23前後のものをご用意ください.それより細すぎても太すぎても性能が発揮できません.
 吸気管はキャブ側からバルブまでテーパー状に細くなっていく方が慣性過給的にベストですので大きな段差ができない
 ようにしてください(段々と流速を上げていくためです.そうするとバルブ周辺での圧力が最大になります:圧力は速度の
 2乗に比例するため)
・カムチェーンテンショナーは油圧式のオートテンショナーになります
・キャブ,インレットパイプ,スパークプラグ,Lカバーは付属しません.
・オイルは抜いて発送します
  ※輸送時にオイルが漏れ,他の荷物を損傷すると損害賠償を請求される場合があるので,エンジン発送時の常識です.
・ハイオク仕様になります.ウッドラフキーで3°進角するよう加工済みですが,PGM-CDI等の点火マッピングを変更できる
  CDIをお使いの方はウッドラフキーを正規品に戻してください(基準点をずらしているのでこのままでは進角し過ぎます.
  また正規品は付属しませんので,ご自身で入手してください)
・先日より完検時のオイルを変更しました.チューニングエンジンのためブローバイが多いので,オイルの番手を上げて対応
 しています(以前のホンダ純正G3も非常に良いオイルですが#30だと心許ないので)
 推奨オイルは,カストロールのPOWER1 4T(10W-40)になります.このオイルで組み立ておよび完検(完成車検査)まで
 行っていますので,交換される場合も同等グレード以上のものをお使いください
・油温が95℃まで上がりました(外気20.5℃).夏期や高回転を常用する方はオイルクーラーが必要になると思います
・このエンジンにはステンレスのボルト/ナットは一切使用していませんのでご安心ください
・画像の最後に諸元表をアップしています.ブラウザで拡大表示していただくとよく読めますのでご一読ください.
 (落札者様にはプリントしたものをお送りします)
・その他やったこと,やってないこと
 1:バルブすり合わせやピストンリング合口隙間調整,クランクサイドクリアランス調整,圧縮比やコンプレッション測定,
  バルブタイミング測定・調整,必要箇所のトルク管理は当たり前にやっています.
 (カバー類のトルク管理は、手が正規トルクを覚えているのでやっていません)
 2:クランクシャフト各部測定:コンロッド大端部のサイドおよびラジアルクリアランス測定,ジャーナルの振れ測定
  (必要があれば芯出し修正まで)も全数実施しています.
 3:ケースのバリ取り?:そんなことやっていません.だって性能には関係ないでしょ? ワークス時代は組んでバラしてが
   仕事だったので,自分たちの身を守るため丁寧にバリを取っていましたが,チューニングENGには不要と思います.
 (ピストンのバリ取りは性能に関係するので当然やっています)
【最後に】
・画像は完検前に撮っています.車載する際や完検時に小傷や塗装剥がれ等出る場合がありますのでご了解ください
・チューニングエンジンですので,お約束の3Nでお願いします.
・発送はヤマト運輸元払い(ヤマト宅急便)のみとさせていただきます(140サイズになります) 
  ※送料は全国(日本国内のみw)無料といたします
・落札された後も,セッティングなどのご相談にはのれると思います.
・気持ちのいい取引きをさせていただきたいので,質問等あればどんどんしてください.