■ ワーナーブラザーズがこの秋自信を持って世に送り出す、22歳のブルージーでウィットに富んだシンガー・ソングライター、ANGELICA GARCIA(アンジェリカ・ガルシア)。ニュー・シングル「Orange Flower」でThe New York TimesやNPR Musicから注目を集めた彼女のデビュー・アルバム『MEDICINE FOR BIRDS』が9月30日に発売となる。
■ ロサンゼルスで生まれ育ったアンジェリカは17歳の時、Los Angeles School of Artsを卒業した後、音楽業界から米国聖公会の司祭となった継父についていく形で、ヴァージニア州アコーマックにある、マグノリア(モクレン)の木々に囲まれ、星空がきれいに見える築200年のゴシック調の古い、レンガ造りの家に住むこととなった。南北戦争の時、北軍の軍人が横切ったような場所で、彼女は自分の音楽的世界を築き上げていったという。「ああいった場所に住んだことによって、自分のサウンドを作り上げることが出来た。友達は全員ロサンゼルスに住んでいるし、知っている人は誰もいなかったから、すごく孤独だった。だから一人で司祭館に籠ってた。自分一人の時は誰にも許しを得る必要もないし、自分を判断する人もいない。やりたいことを何でも出来るの。だから音楽的にすごく自由だった」 そうして育まれたシンガーソングライターの音世界は、ピアノとギター、マックブックに、コオロギの鳴き声や靴箱、軋んだドアを開ける音など周りの環境を取り込み、豊かなものになっていった。そしてここで生まれた音楽のアイディアが、ワーナーブラザーズからリリースされるデビュー・アルバム『MEDICINE FOR BIRDS』に収録されている12曲へと発展していった。