になります。
輸入盤です。 THE DEFINITIVE EDITION
※ ジャケット(二つ折りタイプ)に焼けあります。
スタジオ録音とライヴ録音を交えて制作された、1974年発表の通算6枚目となるオリジナル作。メンバーの高度なテクニックに裏打ちされた緊張感あふれる楽曲世界がさらに深化、ハードなグルーヴ感が濃厚な味わいをかもし出している一枚。
通算7枚目。ジェイミー・ミューアが抜けて4人になったキング・クリムゾンが、ライヴ録音とスタジオ録音を巧みに融合させた1974年発表作品。濃密、かつ緊張感の高い演奏は鳥肌もの。インスト・パートもさらに深みを増している。ヴォーカル・ナンバー(①②④)以外の5曲はライヴ・レコーディング。前作『太陽と戦慄』のハード・ロック路線をより強化したヴァイオレンス・サウンド。ここにはもう初期の抒情性はない。⑦と⑧におけるインプロヴィゼイションは圧巻。
オリジナルは74年作、前作である「太陽と戦慄」で復活したキング・クリムゾンが更なるバンドの可能性を広げた意欲作です。
アルバムのほとんどがライヴ・レコーディングという方法論は、当時のメンバー構成ならではのダイナミズムに溢れています。
パーカションのジェイミー・ミューアが脱退してしまった事により、前作でのフリーキーな質感は失われましたが、ジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォードの強力なリズム隊が、より個性を発揮しています。
「ラメント」の叙情性は初期クリムゾンを思わせながら、ロバート・フリップのギターの革新性がすでに見え隠れしています。
またアナログではB面とされていた後半の2曲、当時はかなり聴き手を混乱させたと思いますが、本作の最も聴き応えのあるサイドとして今も語られていると思います。
イーノからの影響、そしてフリップの新たなアイデアが詰まったアルバム・タイトル曲、そしてラスト曲である「フラクチャー」のスリリングでメタリックなインプロヴィゼイションは、次作である「レッド」への大いなる予告編ともなっていました。
幻想的なクリムゾンから一気に金属的に進化していった過渡期を堪能できます。
「CDジャーナル」データベースより
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