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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。
心を許せる場所だから語れる、四人の人気・小説家の内緒話。
4人の小説家が語る、作家の打ち明け話。なぜ小説家になったのか、どうやって小説家になったのか、などなど気になる、本当の素顔が見えるファン必読の書。
ニッポン放送のラジオ番組で好評を博した「ザ・BUNDANバー」をもとに、楽しい話、苦しい話、悲しい話、いろいろと、鈴木光司、花村万月、馳星周、姫野カオルコの4人の作家の素顔が見える一冊。気になる作家の生活とは…。
目次
鈴木光司
花村万月
馳星周
姫野カオルコ
レビューより
鈴木光司のお喋りは、肉体的にも、精神的にも、社会的にも、健康のかたまり。WHO(中学校の体育で習うよね。国連の「世界保健機関」(^-^)v)が定義する「健康とは」の代表選手のようです。鈴木光司=ホラー小説の著者のイメージでは、今後とも接する機会が無かったであろう小説を早速一冊買ってきてしました。
姫野カオルコのお喋りは、紅一点であり、他の三人とちがって、ふつうの女の子の悩みに等身大で熟慮された考えを披露しているように感じました。特に「自然体」の段は、爆笑しつつも、日頃、友達との距離感や自分のスタンスに焦りを持ってしまう人(ほんとうの私をさがしている人?)には、必読の示唆だと思います。
花村萬月のお喋りは、見習いたいけれども「よい子は真似しないでね。」的に、真似の出来ない豪快な生活を披露した聴取者へのサービス。サラリーマン指向の僕にとって、別の価値観に触れる良い機会に思えました。あ、非サラリーマン指向と言う意味では、鈴木光司が語っている「将来の職業」を目指す指向性も面白く感じました。非サラリーマンと言うより非公務員と言う方が的確かもしれないですが。
馳星周のお喋りは、四人のなかでの最年少。若干遠慮気味に、作家になる切っ掛け、執筆活動を披露しています。映画も売れて露悪気味に収入と出費を語る様も面白い。作家デビューも四人の中では一番最近のためか、文壇の社交やパーティー、数々の賞の受賞、落選を一般市民の感覚で教えてくれています。サラリーマンである僕にとっても、大変分かり易く、親しみを持って読めました。また、そんな馳星周のスタンスがこの一冊の締めくくりになっていました。
この本のさらなる魅力は、四人が同じテーマに語っている点で、
「作家になった切っ掛け」
「これから大人になる人たちへのメッセージ」
「パソコン(ワープロ)」
「他の作家について」
など、四者四様の思いが面白く味わいました。