
中古CD 英Collins 12872 アメリカの合唱曲集 by イギリスレーベル
AN AMERICAN COLLECTION / Harry Christophers, The Sixteen
興味深い曲目です。下記ご覧ください。
フラッシュディスクランチのソフトケースで保管していました。このままお送りします。
インレイ、インサートともCDの型が付いています。
CDはおおむね美品です。出品にあたり全曲鑑賞し異常無き事を確認済みです。
聴ければ良いという方のみご入札ください。
ゆうパケットポストminiで発送いたします。
+++++++++++++++曲目と、おやじの戯言+++++++++++++++
バーバー(1910-1981):アニュス・デイ
弦楽のためのアダージョをバーバーが合唱曲にアレンジしたもの、、、元は弦楽四重奏曲No.1、2nd Mvt.
歌詞はずばりAgnus Deiラテン語です)
ファイン(1914-1962):砂時計
コープランド、バーンスタインとも親交のあった人のようです。1939年からハーヴァードで音楽理論を教えていた
ので、バーンスタインの先生だったみたいですね。とっても古い詞に音楽を付けています。ライナーノートは
しっかり解説してくれてますが、読み飛ばしちゃった。
ライヒ(1936-):Clapping Music(拍手だけの音楽)
ミニマル音楽の先駆者だそうですが、なるほどこの音楽も拍手だけでそれをやっています。彼のDrummingという曲を
聴いてみたことがありますが、太鼓のミニマルよりこっちの方がお手々の暖かみが有っていいいかも。
バーンスタイン(1918-1990):劇付随音楽「ひばり」
上の曲に続き、1曲目はクラッピング・ミュージックかと思いきや、手拍子をベースに合唱が繰り広げられます。
フランス語とラテン語の合唱に分類して収録されています。バーンスタインが出版したとおりの並びの演奏です。
ちなみにラテン語の方はほぼミサ曲。合唱団の名前でも有名なロバート・ショウがバーンスタインにミサ曲にしたら
良いのにと助言し、バーンスタインは何十年も経って1988年についに「ミサ・ブレヴィス」として完成しました。
二人は友情厚かったようです。世界初録音はロバート・ショウ指揮のものです。もう売ってしまいましたが。
-ナレーションも入った付随音楽として当初の順番で演奏されたものは、naxosから出ているマリン・オールソップ
指揮の録音で聴くことができます。ただし、Soldier's Songはカリオンだけで、出版されたドラム付(本CD)とは違います。
ジャンヌ・ダルクを描いているようです。バーンスタインも奥さんをナレーターに起用して指揮すりゃよかったのにな。
以上、ライナーノーツには最初の1行半の事しか書いてません。いつもこうでスミマセンです。
コープランド(1900-1990):4つのモテット
ラテン語では無く古語体の英語歌詞で歌われます。彼の最初の合唱曲で、ナディア・ブーランジェに学んだ若き日に
作曲されたのに出版されたのは1979年。既におなじみのコープランド節が聞こえます。朋友バーンスタインが亡くなったら
後を追うようにこの世を去ったです。
バーバー:輪廻転生(リインカネーション、、、ユーミンの方が有名か)
バーバー再びです。アダージョのような憂いでは無く、なんだかしっとり聴けました。
トレディチ(1937-2023):アクロスティック・ソング ~ 歌劇「最後のアリス」
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の最後の2章をオペラ化した作品からの1曲。単独で歌われることも多い
馴染みやすいメロディーです。アメリカの音楽はこのような親しみあるところへ行き着くことが多いのです。
コープランドもそんなのあるけど、今回はトレディチで締めくくるために避けたのかも知れません。
これは合唱がソロを引き立てるように歌唱する場面の多い曲。繰り返し綺麗なメロディーが歌われますよ。
ところで、曲名のアロスティックって意味はおわかりでしょうか?画像4の歌詞の先頭の文字をを縦に読めば、、、ということです。
原作読んだ人には当たり前の事か;
++++++++++++++++++++おやじの戯言++++++++++++++++++++
このCD裏返さんとバーンスタインの作品が収録されてるの判らんでしょうが!あやうくショップでスルーするところだった。
ひっくり返して驚いた。おやじはこの時点でバーンスタインの劇付随音楽「ひばり」を聴いたことが無かった。危ない危ない。
なるほど、イギリスのレコード会社がアメリカの合唱曲作品を俯瞰するような趣向なんだな。
余計になんで、バーンスタインを表に書いてないんやああ!この作品はウエストサイド物語とそう違わぬ時期に作られていて
興味深く楽しんだぞ。
バーバーから始まったとたん、これ弦楽のためのアダージョなのよね。
細かい曲の事は上で説明したから飛ばすけど、最後にトレディチの素敵なメロディーで締めくくるところが粋だよ。
イギリスも合唱曲作品を書いた作曲家が多いけど、イギリスの作曲家にここにあるトレディチのようなのは難しいかもよ。
これを企画したプロデューサーは最後にそれを示したかったのかな、なんて考えすぎか。
これ、ショルティとシカゴSO,ヘンドリックスのLP買ったよな。封も切ってないや。ゆっくり聴いてみよう。
ところで、このCD、バーンスタインの名前が表紙に無い癖に、、、
画像4見てちょーだい。ライナーノーツはいきなり
When Leonard Bernstein died,,,
だよ。
もっとも、彼が亡くなっときのある追悼番組で彼がNYPを指揮した「弦楽のためのアダージョ」の録音が放送されたところから
書き起こして、CD1曲目のAgnus Deiの解説に入っていくんだけどね。
おやじのようなおたくを怒らせて、しれっと(わざと)バーンスタインの名前出しておちょくってるよねこれ。まあ、ひばりを初めて
聴かせてくれたので感謝はしてるよ。