フラッシュディスクランチのソフトケースで保管していました。
インレイ、インサートはCDやケースポケット部の型がついています。
このままお送りします。ごみに気づきました。画像2の右上、段ボールくずが挟まってました。取りました。
CDは未使用に近い美品です。
出品にあたり全曲鑑賞し異常無き事を確認済みです。
聴ければ良いという方のみご入札ください。
ゆうパケットポストminiで発送いたします。
指揮者違いで収集したシューベルトの宗教曲を同時出品しています。
ご興味あれば覗いてみて下さい。
++++++++++++++++++++おやじの戯言++++++++++++++++++++
聞いたことの無いレーベル名だなと思って見ていて、そのデザインからふとアンドレ・シャルランを思い出した。
なんや、これシャルランの音源かいな。どうりで、マルチマイクの録音に馴染んだ耳には自然に聴こえた。
おやじは学生の頃よく友人から依頼されて、山岳部員から借りた背負子にテープデッキを括り付けて彼らの演奏を録音
に出かけた。基本的にはワンポイントマイクでの録音だったのでバイノーラル録音では無いにしても趣はシャルランの
録音と似た雰囲気ではある。出品がシューベルトなので、大学の木造のクラブハウスで収録した「冬の旅」全曲の録音を
引っ張り出してきて聴いてみたぞ。真夏の収録で蝉がジャンジャン鳴いてくれて滑稽な冬の旅だ。
シャルランレコードって、この「ラザロ」もそうだけど、あまり有名で無い曲も収録していたな。そう言えばバーンスタイン指揮
の演奏で大好きになったミヨー「屋根の上の牛」なんてのも作曲者の指揮の奴があったな。昔は高額LPで手が出なかったが今度
聴いていみたいものだ。しかし、その興味はバイノーラル録音はどうかではなく、作曲者がどんな曲を描いたのかを知りたいという
欲求だ。
この手のレコードのレビューはなんだか、録音技術が云々に陥りがちで音楽はどうなんじゃい!と突っ込みたくなる文章が多い
気がするのはおやじだけだろうかね。シャルラン自身がマルチマイク収録は音楽に対する冒涜とまで言ってる。それほど気合が
入ってたんだろうけど。じゃあ当時のダミーヘッドは人間の頭を再現して骨伝導まで含んだ音響再現をしていたのかとも思う。
聴き方にも疑問が有る。楽器から発せられた音が部屋(ホール)での吸収や反射を経て耳に届くのだから。バイノーラル録音された
ものはヘッドホンで聴くのが最良なのでは無いのかな。∵スピーカーでは部屋の音響特性がまとわりついてくるから。
まあそこまで言うな、さっき自分で録音したものと同じく自然に聴こえたと言ったじゃないか と心の声。
まあ、若いころはオーディオ好きの教授の家に聴かせてもらいに行って(音響工学専門じゃない先生と)そのような談義を
したこともあったっけな。
若き日に収録しに行ったおかげで、ホルスト「組曲」とかプーランク「フルートソナタ」を、自作自演ならぬ時録自聴で何回も
聴かせてもらった。あの頃はレコード店に行っても転がってなかった曲たちだ。今はなんでも手に入っていい時代だね。
高校の後輩たちが合唱組曲「蔵王」をやったのも収録しに母校へ行った。ぼわんぼわんな講堂の音響から、高校生のフレッシュな歌声が湧き出た。何十年も経ってOBOGで同じ曲を歌ってから宴会する企画があった。「蔵王」もこの録音で親しんでいた。思わず参加した。その前に後輩に録音データを送った。皆、涙を流して喜んだり、あの日の自分に負けない歌声で臨みたいと決意を新たにしたり、大反響で嬉しかった。音のタイムカプセルもまたいいもんだね。思いのある音は記録で劣化しても褪せないな。
まあ、なんやかんや言っても、普通は生が一番よ。
注)おやじは音楽部OBに非ず。なのに宴会などの催しの案内が来るのは、音楽室のオーディオ機器のメンテナンスをして
名物先生から可愛がってもらっていたからであった。この前の宴会で「俺、音楽部OB違うで」と白状した。高校のOBでは
有るよな、等と皆さん妙に納得してくれたけど、、、そういや、卒業してから母校を訪ね、かわいい女子に延々とバーンスタイン
の良さを話したみたいだ。彼女から「先輩覚えてはる?」と、何十年ぶりかの再会で聞かれて嬉しかった。