基本情報|Release Information
レーベル:Yen Records
品番:YLR-28009
フォーマット:LP, Album
国:Japan
リリース年:1983年8月24日
タグ:Synth-pop, Japanese Electronic, 1980s Japan, YMO Solo, Art Pop, Studio Work
作品の解読|Decoding the Work
「明日」は、ただの明日ではない。
《Tomorrow’s Just Another Day(薔薇色の明日)》は、高橋幸宏が1983年に発表した5作目のソロ・アルバム。YMO活動と並行して構築されたこの作品は、個人としての音楽的語法と、同時代の都市文化が交差する繊細なモニュメントとして位置づけられる。
全体を貫くのは、詩的でやや翳りを帯びた音響設計と、洗練されたアンサンブルの配置である。冒頭「Ripple」では、ピエール・バルーとピーター・バラカンの詞が交錯し、坂本龍一のストリングス・アレンジが波紋のように広がる。アコースティックとシンセティックが交差するその響きは、「明日」の持つ空虚と予感を同時に描くようだ。
細部の作り込みも特筆に値する。「Kagerou」や「Maebure」では細野晴臣がベースで参加し、無駄のない低域を打ち込みの間隙に挿し込む。リミックスされた「Are You Receiving Me?」ではビル・ネルソンと坂本龍一が再登場し、楽曲構造の内側にメタレイヤーを差し込むような編集が施されている。シンセポップというより、構造としてのアートポップ/スタジオ作品である。
バート・バカラック「The April Fools」の終曲は、アルバムの中でも異質でありながら、時間の尾を引くような余白として機能しており、聴後感に深い陰影を与えている。
Yenレーベルからのオリジナルリリース(YLR-28009)は、アルファ/ワーナーパイオニア流通、Tsuguya InoueによるアートディレクションとBishin Jumonjiの写真がパッケージとして一体化され、音・言葉・グラフィックが等価な重みを持つ、1980年代日本における最良の音楽的成果のひとつである。
状態詳細|Condition Overview
メディア:NM(使用感ほとんどなく再生良好)
ジャケット:NM(極めて美品)
付属品:帯・インサート付属(完品)
支払と配送|Payment & Shipping
発送:匿名配送(おてがる配送ゆうパック80サイズ)
支払:!かんたん決済(落札後5日以内)
注意事項:中古盤の特性上、微細なスレや経年変化にご理解ある方のみご入札ください。完璧な状態をお求めの方はご遠慮ください。重大な破損を除き、ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします。