誰も書かなかった厚生省 水野 肇 (著) 単行本
厚生省(現厚生労働省)が戦後、日本の医療・保険行政をどのようにリードしてきたかを描いた好著。
GHQ(連合国軍総司令部)による厚生行政改革から、結核との闘い、
「国民皆保険と国民皆年金」の創設、スモンやサリドマイドなどの大型薬害事件への対応、
新たな老人医療制度の導入など、各時代の節目となった出来事の裏側を明らかにしている。
著者は、昭和30年代から活動している医療ジャーナリストの草分け的存在。
様々な審議会の委員も長年にわたって務めていたため、
取材対象である厚生省の各組織や官僚個人に対して、
極めて近い立場にいたことが文章の端々からうかがえる。
政策の立案に携わった官僚の性格や物腰まで浮かんでくるようなインサイダー的記述が、
この本の醍醐味だ。同じ著者による「誰も書かなかった日本医師会」も併せて読むことをお薦めする。
(日経バイオビジネス 2005/10/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「BOOK」データベースより)
昭和十三年、厚生省が内務省から独立してすでに七十年近くが経つ。
公衆衛生の改善に始まった日本の厚生行政は、戦後の社会の変化、
医療の急速な発達にともないさまざまな問題を抱え込んできた。
医療費の急激な増加、医療過誤・薬害事件の頻発、高齢社会への対応、
国民皆保険制度への批判、さらに国民皆年金制度の破綻等々、
国民の社会保障を支える基盤には難問が山積している。
その現状を生み出した背景を、GHQの時代から現在に至る医療政策を点検しつつ検証するのが本書である。
つねに同時代として最前線で取材してきた著者にしか書けない、厚生省の知られざる実態が浮き彫りにされる。
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