YAMAHAが1976年に発売したV-FET搭載パワーアンプ、B-2です。
国産オーディオ界が最も熱く、数々の新素子・新回路を開発し、競っていた時代に生まれたヤマハの銘機です。
V-FETは真空管の三極管に似た特性を持つということで、大変に魅力を持った電圧増幅素子です。
また。搭載されているメタキャンタイプは現在では存在しない貴重な素子です。
B-2では,B-1で開発されたV-FET、2SK-77を一回り小型にし,コンプリメンタリー化した,当時新開発のパワーFET、2SK76(Nch),2SJ26(Pch)が搭載されています。
本機は全ての1)背面セレクタスイッチ 2)フロントプッシュスイッチ 3)リレー接点関係の分解クリーニング、4)ボリューム交換、その他、電解コンデンサ・半固定抵抗など、多くの部品交換、調整などのメンテナンス・リフレッシュをしています。
特に本機種では1)-4)までの信号通過ラインのメンテナンスをしないと使用に絶えないと言っても過言ではありません。
また、メーターランプは、多連高輝度LED化、オリジナル色にほぼ近いものとしています。
パーツは全体的に信頼性の高いものに交換しています。
本機種の欠点(壊れやすい)でもある出力ターミナルは金メッキ大型タイプに交換しています、バナナプラグにも対応です。
【状態】
・天板・底板は再塗装しています。
・小傷、すれ、など僅かにありタッチアップなどもしていますがダメージのあるものはないと思います。外観は主観ですのでご了承下さい。
・全ての入出力などの確認部分は正常動作品です。
(測定器チェックではなくあくまでも聴感上です)
・出力ターミナル板、ターミナルを金メッキ大型高級タイプに交換
・電源大型電解コンデンサを除く電解コンデンサ交換(増幅・電源基板)→ニチコンオーディオ用、FineGold など
・入力フィルター用タンタルコンデンサ全数交換→Panasonic メタライズフィルムコンデンサ
・アイドリング電流・ゼロバランス調整用・電圧調整半固定抵抗全数新品交換→6個
・メーター基盤用半固定抵抗全数交換→8個
・フロントパネルボリューム全数交換→4個
・メーターランプLEDモジュール化
・一部の小信号トランジスタ交換
・足の黒くなった小信号トランジスタ研磨、Hfe測定
・スピーカー出力リレー分解クリーニング
・リアパネル入力切替スライドスイッチ全数分解研磨クリーニング。
・フロントパネルプッシュスイッチ全数分解研磨クリーニング。
・V-FETシリコン・マイカ板撤去、シリコンシート化→熱効率向上、メンテナンス性向上
・V-FETピン磨きクリーニング
・ヒューズクリーニング
・電源スイッチメンテナンス
・電圧増幅部電圧・アイドリング電流・ゼロバランス電圧調整
・半田付けチェック、一部修正
・RCAコネクタクリーニング
・内外部クリーニング
【付属品】
・特にありません
【発送】
・元箱はありません、代替段ボールにて発送致します、内部クッションなど充分に配慮、厳重・綺麗梱包に留意致します。
・重量がありますので佐川飛脚便かヤマト便の着払いで発送予定です。
【その他】
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【仕様・特長】