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ガリ版(謄写版)用のロウ原紙(原稿用紙)です。箱に入った状態の画像ですが、出品物は中に入っている原紙のみ10枚のセットです。
※入札時にセット数選択頂ければ、最大で8セット(80枚)までお譲りできます。全8セットを落札いただいた場合には、元箱ごとお譲りできます。
※他にもガリ版関連の品物を出品中です。
◎未使用での長期保管品です。かなり昔(昭和40年あたり)の品物と思います。
◎枚数は10枚です。
◎商品名は「日孔原紙」です。
◎「5mm方眼」です。
◎ロウ原紙のサイズはだいたいですが、縦45cm、横幅30.5cmです。マス目部分はB4サイズです。
ガリ版(謄写版)は、日本では1893年のシカゴ万博で見かけた物を、明治27年(1894年)に、滋賀県東近江市蒲生の堀井氏が、無断で模倣して日本で製造販売したことに始まったようです。
ガリ版は、ロウ原紙(和紙にパラフィン等を塗った物)をやすり板の上にのせて、その上から鉄筆で文字や絵をガリガリと描いて原稿を作るのです(だからガリ版と呼ばれるのです)。強くしすぎるとロウ原紙が破れてしまうし、弱すぎるとロウが削り落とせなくて、印刷されなかったりするので、使うにはちょっとだけコツが要るのです。
鉄筆でなぞった部分は、ロウ原紙に塗ってあったロウが削れてなくなるので、小さな細かな穴が開いた状態になるのです(なので孔版印刷と呼ばれます)。
わら半紙の上にその原稿を載せて、原稿の上からインクを塗って、上からローラーでゴロゴロっとやれば、下のわら半紙に、どんどん印刷することができるのです。
昭和の時代では、学校では教材やテスト問題や学級新の印刷なんかに引っ張りだこなのです。町内会のお知らせや、広告宣伝用のビラ作りなんかでも勿論使われるのです。
演劇や映画、テレビ番組の台本、楽譜、同人誌なんかも、みーんなガリ版印刷なのです。
昭和40年代ごろからは、輪転機を使ってクルクル回すだけで、ローラーを使わずに簡単にガリ版印刷がたくさん刷れる様になるのです。
ただ、その後、他の簡便な印刷機や青焼きコピー機なんかが出てくると、ガリ版印刷は次第に使われなくなって行くのです。そして、昭和も終わりに近づくとすっかり姿を消してしまうのです。
今では、逆にガリ版の手作り感が斬新ということで、若者や愛好家によって、密かなブームになっているようですが。
今回の品物は、そんな懐かしい謄写版印刷用のロウ原紙です。新品未使用の長期保管品です。ガリ版の原稿書きにお使いください。安価での出品です。