TRUESONIC 103LX 16Ω ペア 超極上実質的な未使用新品です。
他の出品同様、ブロードウェイにて著名日本人コレクター(故人)から
直接譲り受けた物です。
同時出品のEVのSP-12もそうなのですが、巨大なスピーカーシステムから
取り外して持ち帰った物です。SP-12はパトリシアン800から取り外し、
この103LXは凝った彫刻の入った極めて重量のある無垢材箱から外しました。
日本のJIS箱(120×90×60)よりも大きかったかもしれません。
これに1005Bの様なホーンにドライバー(どちらもTRUSONIC製でホーンは
初期の1005Bの様にホーン全体が完全にカバーされて一個一個のホーンが
見えないタイプでこれも重かった)で構成されていました。
あまりの重さと、当時は515Bと288B+1005BとT-350に非常に満足しており
ドライバーとホーンにセットで55kg近くにもなる為、持ち帰りも発送も断念。
これは未だに悔やまれます。その時はやはり30Wの76cmの希少さ、SP-12も
初期タイプ(正確には初期タイプの後期)の貴重さと、単品で聞いた音の良さに
圧倒されてしまい、優先順位と運送コストの為に諦めた事は悔やんでも悔やんでも、
未だになんとバカなことを。。。。との思い出いっぱいです。
脱線しましたが、この103LXは知らない人にいくら説明したところで、、、
と云う気もしますが、ちょっと見れば判る150-4Cよりも丁寧で立派なコーンで、
非常に軽く、強く、尚且つしなやか。。。150-4Cも持っていますし、JBL純正の
リコーンKITも持っているのでコーンアッセンブルの重さも実感で分かります。
150-4CはD-130の磁気回路とフレームを使ってフレーム外周をカサ上げして、
深いカーブのコーン紙をセットしてあるので磁気回路的には少し弱い気がします。
まぁ、そのおかげで、球アンプでは少し低音がゆったり出る気もします。
D-130も150-4Cも515Bも使っており、大好きなユニットですが、
この103LXはD-130の中域までの伸びやかさと150-4Cのブワッと膨らむ低域。
515Bのドスっとくる押し出し感。。。コレらの良いとこを全て備えた上で、
WEの基音のリアルさ(ウーハーではありますが人の声や楽器の基本的に
聴こえる音)は本当に他には見られない本当に独特な品位の高さだと思います。
即決価格は掛け値無しで『譲り受けた価格』です。
20年以上前の話なので現在のレートよりははるかに有利なはずでしたが、
他のアイテムは交渉に応じてくれましたが、この103LXだけは頑として
一切安くはしてくれませんでした。。。
後年、オーディオ誌(analogかステレオサウンドだった記憶があります)で
スピーカーの聴き比べの様な特集があり、このユニットを取り上げていましたが
『50〜85万円する』と云うコメントが有り、なるほどそうか、、、、。
と腑に落ちたりもしました。
今回出品に至ったのは、
他の出品でもコメントしているのですが身体壊してしまい、
病院にいる時間が長くなった為の身辺整理をしております。
それと、もう1ペア103LXを持っており、出品物は新品のままずっと保管している物です。
使っているのは後年中古で入手(それでも高かった、、、。)した物ですが、本当に丈夫!
また、最初期型の103LX(コレも掛け値無しに80万以上でした)を手に入れることが出来、
時間切れになる前にこちらを聴いておきたいと思ったからです。
この初期型は206AXの様な磁気回路(ポールピースが磁気回路の間から透けて見えるタイプで、
ブルーのhammer toneではなくて赤い塗装がしてある物です。
また、ボイスコイルの経も半分位。また、コーン紙のカーブもより深いのかな?と思います。
最近、大音量で聴く事もあまりなくなり、45やPX25などのシングルアンプで聴くことが増えて、
そうなると105dB程の初期型は打って付けな気がします。。。。
脱線しましたが、是非とも、
このユニットの真価を知る方に
引き継いでいただきたく、
よろしくお願いいたします。
ユニットの状態は各部画像にコメントをした様に本当に素晴らしい状態です。
WEの血もALTECの血もJBLの血も引き継いでいると言える稀有なユニットです。
即決価格は理想ですが、
最落のシステムが無くなってしまった今となっては、
流石にあまりにも入札が不調であった場合には
出品を取り下げさせていただきます。
何卒、
ご理解の上どうぞよろしくお願い申し上げます。