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対象読者
【推奨分野】
【老年学(ジェロントロジー)】: 90歳を超える日野原氏の視点から、健康的な加齢、幸福な老後の過ごし方、人生の成熟期における精神的・社会的な課題に関する研究。
【終末期医療(ターミナルケア)と死生学】: 終末期医療の普及に尽力した日野原氏の考え方から、「ありがとう」で人生を締めくくることや、人にふさわしい終末のあり方に関する研究。
【予防医学・公衆衛生学】: 予防医学の重要性を指摘し、「習慣病」という言葉を生み出した氏の考え方から、健康意識の向上、生活習慣病予防に関する啓発活動の効果に関する研究。
【医療コミュニケーション・医療人類学】: 「医師は聞き上手に、患者は話し上手になるべき」という考え方から、患者と医師の関係性、よりよいコミュニケーションのあり方に関する研究。
看護学・医療教育: 医療・看護教育にも尽力した著者による、医療従事者のあり方や、患者主体の医療(患者参加の医療)の導入と効果に関する研究。
【社会学・社会福祉学】: 「人はひよわいからこそ、寄り添って生きることができる」という視点から、高齢者の社会的孤立を防ぐコミュニティ形成や、ボランティア活動のあり方に関する研究。
【心理学】: 健康や長寿に対する心理的側面、年齢に対する認識(老い=衰弱ではなく成熟)、失うことへの恐れといった感情に関する研究。
【倫理学・哲学】: 「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに対する考察や、生命倫理、人生観、死の意味に関する哲学的アプローチの研究。
【医療経済学・医療政策】: 予防医学やターミナルケアの普及が、医療費や社会保障制度に与える影響に関する分析。
【ジャーナリズム・メディア研究】: 雑誌『いきいき』での連載やベストセラーという側面から、医療・健康情報を伝えるメディアの役割や影響力、大衆文化における「生き方」ブームに関する研究。
【教育学】: 「死が何であるかを子どもに伝える」という視点から、死生観教育の重要性や、具体的な教育プログラムのあり方に関する研究。
【スピリチュアルケア】: 音楽や「気」といった要素が、病む人の心と体を癒す力を持つという考え方から、スピリチュアルケアの科学的根拠や実践方法に関する研究。
【歴史学】: 昭和初期から現代に至る日本の医療史、社会の変化を、日野原氏という個人の半生を通して考察する研究。
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【目次】
私のねがい・・・・・・6
6月のある日、「いきいき」編集部が密着しました。・・・・・・8
I 何事もとらえかた次第
きりのない願望が、あなたをしあわせから遠ざけます。・・・・・・
健康とは、数値に安心することではなく、自分が「健康だ」と感じることです。・・・・・・ 120
長生きはするもの
老いとは衰弱ではなく、成熟することです。・・・・・・150
年齢は勝ち負けではありません。謙虚に、そして存分に味わえばよいのです。・・・・・10
よい出会いがある。それは、あなたの才能なのです。・・・・・・ 50
寄り添って生きる
人はひよわいからこそ、寄り添って生きることができます。・・・・・・
仲間で群れ合っているかぎり、人も社会も成長しません。・・・・・・170
家族とは、「ある」ものではなく、手をかけて「育む」ものです。・・・・・・
W いきいきと生きる
人はいくつになっても生きかたを変えることができます。………
失うことを恐れるより、与えることで喜びは生まれます。・・・・
ほのぼのとした善意だけでは、ボランティアはつとまりません。・・・・・・
からだが衰えるほど、「気」は高まると信じます。・・・・・・
▼ 治す医療から癒す医療へ
ミスをおかしてミスに学ぶ。だから成長できるのです。・・・・・・
医師は聞き上手に、患者は話し上手になることに努めるべきです。………………
よいかかりつけ医との出会いを偶然にまかせてはいけません。・・・・・・
音楽には、病む人の心とからだを癒す力があります。・・・・・
W 死は終わりではない
「ありがとう」のことばで人生をしめくくりたいものです。………………
死が何であるかを子どもに伝えるのは、おとなの役目です。・・・・・・ 100
なぜ人を殺してはいけないのか。
あとがき・・・・・・ 90年のアルバム振り返ってみると、いくつもの節目ができていました。・・・・・・ 30
その問いには答えるのではなく、共に考えるべきです。・・・・・・ 100
人には人にふさわしい終末が約束されるべきです。・・・・・・
終わりに私はなぜ医師になったのか、どんな医師だったのか。・・・・・・