
ヤギの頭 666 神秘主義 ABAP666
ペンダントには、逆五芒星の中に山羊の頭部と数字の「666」が描かれており、バフォメットの印章、あるいは関連するモチーフと強く関連付けられます。これは、オカルトや現代のサタニズム(悪魔崇拝)の文脈で特に重要視される象徴です。
バフォメット(Baphomet)の起源:
中世のテンプル騎士団が異端の偶像を崇拝していたという告発(14世紀初頭)の中で初めて歴史に登場します。しかし、この時点では「山羊の頭」の明確な描写はなく、具体的な図像が定着したのは、19世紀のフランスのオカルティスト、エリファス・レヴィの著作(1856年)からです。
レヴィは、両性具有の山羊の姿に、知性、四大元素、錬金術の「上なるものは下なるものの如く」といった哲学的な概念を融合させ、「メンデスの山羊」としてのバフォメットを描き、これが現代のイメージの基礎となりました。
逆五芒星は、五芒星が天を指すのに対し、二つの角が上を指し、地や物質、あるいは悪魔的な要素を象徴するものとして、レヴィ以降のオカルトで用いられるようになりました。
「666」は、新約聖書の『ヨハネの黙示録』に記された「獣の数字」として知られ、反キリストや悪魔と関連付けられる最も有名な数字です。
1966年に設立されたサタン教会(Church of Satan)は、この山羊の頭のモチーフを正式なシンボルとして採用しました。彼らのシンボルは、バフォメットの頭部を逆五芒星で囲んだもので、「シジル・オブ・バフォメット(Sigil of Baphomet)」と呼ばれています。
サタン教会にとって、バフォメットは悪魔そのものを崇拝するのではなく、人間の肉欲、物質主義、個人主義、自由を象徴する力のアイコンと解釈されています。
キリスト教的な価値観からの解放、反体制、異端といった文化的な意味合いを持つことが多く、ゴシックやメタルといった特定のサブカルチャーでも頻繁に使用されるデザインです。
古代の魔除けとしてのアミュレットというよりは、主に19世紀以降のオカルト思想と、現代の非宗教的サタニズムの文脈において、個人の自由や反抗の象徴として利用されているものです。
1”サイズ、ピューター素材、ブラックコード付き。ABAP666
Fantasia/ファンタジア/カタカムナ