モハール 金貨 ベンガル MS64 イギリス領 東インド会社 NGC鑑定 AH1202//19 西暦1787年 アンティーク コイン

モハール 金貨 ベンガル MS64 イギリス領 東インド会社 NGC鑑定 AH1202//19 西暦1787年 アンティーク コイン 收藏

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雅虎拍卖号:q1133248423

开始时间:11/11/2024 23:47:39

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卖家账号:umibeold 收藏卖家

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(MS63や他個体のMS64も所持しておりましたが実際に比較してこちらの個体は一際目を引く美しさです

輝きが強く斑点などもほぼなくコイン表面もヌルっとした艶やかさがあります

特別感のある美しさですが強いて言えば写真2枚目の3時方向と7時方向に少し乱れが強い部分があるかなと感じます...ここは惜しいところです...

間違いないグレード(MS65の入手は相当難しいので)ですが加えて見た目の美しさも重要だと思います そういった意味でも非常におすすめな1枚です)


このモハール金貨はムガル帝国が弱体化する中でのインドにおいてベンガル地方を支配していたイギリス東インド会社によって発行されたコインです

【NGC鑑定: MS64 】

本コインはNGC鑑定でMS64 同位67枚 上位13枚です 上位には64+が3枚 65が10枚しかありません (出品時)



こちらのNGCのサイトよりご確認ください

【解説】

⇒ BENGAL PRESIDENCYについて

イギリス東インド会社のボンベイ マドラス カルカッタの3つの商館がムガル帝国より獲得した支配領域のことを管区 「PRESIDENCY」と呼びます



その中で最も重要なカルカッタを擁する東インドの地域がベンガル管区 「BENGAL PRESIDENCY」です

⇒ AH1202//19について

AHはヒジュラ暦(イスラム暦)なので

西暦に換算して1787ー88年~1804ー05年( //19はAH1219だと思います)

⇒ OBLIQUR MILLINGについて

コインの淵に施された斜めギザギザ加工のこと 削り取り防止やギザの数によって偽造品を判別するための加工です

出品物と同じタイプのモハール金貨にはブルハンプールやスーラトなどそれぞれの都市でムガル皇帝の名のもと発行された土着のものが多数あります

しかしこのギザ淵が施されているのはこの時期のBENGAL PRESIDENCY発行のものだけです

ムガル帝国発行のモハール金貨にない技術でイギリス統治の色合いが強く出ていると感じます

【コインを取り巻く歴史】

本コインはイギリスが東インド会社によってインドでの支配的地位を確立していく真っ只中に発行されたものです

1757年 プラッシーの戦いに勝利しイギリス東インド会社がベンガル地方を支配 (ベンガル太守(ムガル帝国直属の地方長官)とフランス東インド会社の連合軍に勝利)

1765年 イギリス東インド会社がベンガル地域に加えビハール地域の行政 司法 徴税権を有する財務長官の権限(ディーワニー)をムガル帝国より得ます 事実上の領有権の獲得です


左:当時のムガル帝国皇帝シャーアラーム2世 右:シャーアラーム2世がディーワニーをベンガル知事ロバート・クライヴに授けるアラーハーバード条約


この時に獲得した広大な地域が本出品コインの発行元であるベンガル管区 「BENGAL PRESIDENCY」です



これによりイギリス東インド会社が東インドの事実上の支配者になり単なる貿易商社ではなくインドにおける統治機構に変質

1773年 本国イギリス政府はイギリス東インド会社を本格的に管理下に置き始めます 政府より任命されたベンガル知事はベンガル総督に昇格し他の2つのボンベイ マドラスの管区政府の監督権を与えられインド経営の最高責任者になります


ベンガル初代総督ウォーレン・ヘースティングズ(1773年から1786年まで)とベンガル官邸


その後もイギリス東インド会社はインド国内の徴税制度を強化しながらも領土を拡大します

1803年 第2次マラーター戦争が勃発 ムガル帝国に代わり当時インドで覇権を握っていたマラーター同盟に1805年に勝利 その後のインド全域支配につながります

この頃 このモハール金貨はベンガル管区よりイギリス東インド会社によって独自に発行されました

後の1833年にはベンガル総督はインド総督と改称されベンガルにあるカルカッタの最高商館がインドにおいてのイギリスの中央政府になりました

1858年 インド大反乱終結を期にヴィクトリア女王の直接統治下になり 1877年にはイギリス王がインド皇帝を兼ねる同君連合 名実ともにイギリス植民地となります


左から1841年 1862年 1885年のモハール金貨 (出品物ではありません)


みなさん大好きな1841年のヴィクトリアライオンのモハール金貨にはEAST WEST COMPANY の刻印があります

1858年以降EAST WEST COMPANY の刻印は消え1877年からはQUEENの刻印からEMPRESSの刻印へ

帝国の支配者 女帝の刻印へとモハール金貨も変容します

出品物のモハール金貨はヴィクトリア女王の肖像こそありませんが インドがイギリスの支配下に置かれる過渡期の時代にイギリス東インド会社により発行された混沌の歴史を感じさせるコインです

インドのコインは現在 インド国外への持ち出しを法により禁止されています 数年後にはGDPで日本を追い抜くと予想されるほどの著しい富裕化も伴い 今後さらに期待の持てるコインだと思います


///// 真贋保証 返品対応について /////

※真贋が保証されたスラブ入りです とはいえ真贋はとても不安な部分だと思います こちらでしっかりと確認しておりますが万が一お手元に届いた時に真贋に不備があれば返品受け賜りますのでご安心ください

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