
自宅保管の品です。大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
わたしのかたち 中村佑介対談集
大人気イラストレーターのわたしのかたち 中村佑介対談集
大人気イラストレーターの創作に影響を与える、13人との本気の対話。
ASIAN KUNG-FU GENERATION、さだまさしのCDジャケットをはじめ、
『謎解きはディナーのあとで』、『夜は短し歩けよ乙女』、
音楽の教科書など数多くの書籍カバーを手がける著者が、
自身の創作を「かたちづくった」13人のクリエイターと向き合い、ねほりはほり質問し、
彼らの知られざるヒミツとカギを引き/惹き出した一冊。
「描く」ためのヒントがいっぱいの、中村佑介初の対談集!
[目次]
宇野亞喜良 時代の空気をそっと捉える
山本直樹 その曲線にときめけ!
わたせせいぞう "太陽"を描き続ける
林 静一 少女絵に込める青春の匂い
和田 誠 好きと根気と、そして運
さだまさし 愛される歌であり続けるために
江口寿史 漫画とイラストレーションのあわいで
ヒグチユウコ 絵で食べていくこと
石黒正数 同級生・友達・ライバル!
米澤 稔(ビックリマンデザイナー) マネできない「ビックリマン」の魅力
山口裕子(ハローキティデザイナー) 「かわいい文化」再考
奥 浩哉 息をするように漫画を描く
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) 僕たちの14年
レビューより
対談、インタビュー物好きが進み、今度はイラスト業界のお話を聴く。スポーツ選手、政治家、吉田氏のインタビュー相手、とは違う世界をまた知ることができ、非常に面白い。わたせ氏や江口氏はマンガ雑誌で知っていた。一方米澤氏や山口氏がかの製品のデザイナーでもあることは全く知らず。激しくオタク色の濃い世界と思っていたが、そんなことはなかったと認識を新たにした。妙な偏見?があった。
認知度としてはアジカンのCDジャケやモリミーの書籍カバーのイラストを描いてる人ー対談集を読んでみて、すごい真摯にお仕事に取り組んでいるんだなということがよくわかりました。子どもの頃から尊敬している大先輩から大学の同級生であり、活動している場所は違えどライバル認定しあっている漫画家まで、ほーっと唸る内容ばかり。おもしろかったです。
同業者、漫画家、ミュージシャンとの対談集。全篇を通してひしひしと伝わってくるのは、著者のイラストレーターとしてのこだわりとイラストレーションという分野の地位向上に燃やす情熱。「明るいテーマで描く」ことをわたせせいぞうさんから学んだというのが意外だったけど納得。著者が目指す万人のためのイラストレーションを考えたときに不可欠な要素。わかりやすいのに品がある、その秘訣は手抜きしないことに尽きる。