アメリカを代表する写真家のひとりであるジョエル・マイロウィッツの写真集『Joel Meyerowitz Retrospective』。 70年代から今もなお活躍を続けるマイロウィッツは、William Egglestonらと並ぶ「ニュー・カラー」写真の巨匠。『Cape Light』や『St. Louis and the Arch』のようなランドスケープから、『Wild Flowers』のようなスナップ、また近年取り組んでいるモランディやセザンヌのポートレート・スティルライフまで、多面的な魅力を併せ持つ写真家です。さらには『Seeing Things』のような写真の見方・魅力を伝えるテキスト本も刊行しており、ロジカルでクリエイティビティに富んだマイロウィッツ。