
中古2CD radio france FRF002 (放送音源のCD化) デジパック仕様
1.マーラー 交響曲 第2番 復活
2.コンスタン 24の前奏曲(世界初演)
ベルト・モンマールs、オラリア・ドミンゲスms、フランス国立合唱団
バーンスタイン指揮、フランス国立管弦楽団
1958年11月13日 シャンゼリゼ劇場
外装に傷や汚れが散見されます。
貼りつけライナーノーツは綺麗です。
ケースが割れて分離している箇所があります(画像3)。
CDは1枚目は未使用に近い美品、2枚目は画像4に示した傷がありますが美品ではあります。
全曲鑑賞し異常無き事を確認済みです。
聴ければ良いという方のみご入札ください。
ゆうパケット(ポストの場合有)で発送いたします。
++++++++++++++++++++おやじの戯言++++++++++++++++++++
マーラーの方はオリジナルマスターからリマスタリングされて別レーベルで既出だった。今回のは本家のからの発売だ。
え?本当に既出のはオリジナルマスターを使ったの?何をいじくったか知らないが?という感じ。出だしのところのバーンスタインが
踏み込む足音消しとるな。他にも色々、おやじにとっては彼の指揮姿ビジュアライザーでありノイズちゃうねんけど。
おやじはそんな比較はあまり興味なく、ずばり、バーンスタインが世界初演したコンスタンの作品を聴きたかったからこれを買った。
バーンスタイン生誕60年記念に出版されたカタログにはNYPと初演した作品しか掲載されていないので、これは知らんかった。
コンスタントの曲は米国ドラマのTwilight Zone(日本ではミステリー・ゾーンと言うタイトルだった)オープニングでお馴染みだった。
今回の24の前奏曲のコメントはコンスタン自身のものが掲載されておる。24あるけど短いのは数秒、、と自ら書いてる。
うーん、なんだかな。リゲティの2001年宇宙の旅で使われた曲みたいな出だしだが、こりゃあバーンスタインがあまり好きじゃない
Atonalityやな。バーンスタインは後にCarterのオケコンを演奏・録音してるがなんか似てる。彼のAtonalityの許容範囲は
こういう作品なのかもな。Carterも好きになったけど、これも宜し。ただーし、おやじにはどう24あるのか今一つ判らんかった。
チューブラー・ベルが鳴るがえー音で入ってるよ。突然、春の祭典ぽくなったりオモロイ。それにしても、「春の祭典」は色んな
作曲家の色んな作品に出現するなあ。
今回のお題はそっちでは無くてマーラ2番の方だ。このCDの演奏は1958年のものだが、それ以前の演奏記録が下記のとおり。
演奏者 |
| ロケ | 演奏日付 |
Varnay,Szantho,Rodzinski | NYP | Carnegie Hall | 1943;12;02b |
Varnay,Szantho,Rodzinski | NYP | Carnegie Hall | 1943;12;03b |
Varnay,Szantho,Rodzinski | NYP | Carnegie Hall | 1943;12;04b |
Varnay,Szantho,Rodzinski | NYP | Carnegie Hall | 1943;12;05b |
Bernstein | BSO | | 1947; |
Bernstein | NYCity | | 1947;09;22 |
Bernstein,Davis,Sten | BSO | Symphony Hall Boston | 1948;02;06b |
Bernstein,Davis,Sten | BSO | Symphony Hall Boston | 1948;02;07b |
Bernstein,Davis,Merriman | BSO | Tanglewood - Shed | 1948;08;01b (a Millhaud) |
Bernstein | IPO | Israel/Negev Desert | 1948;10 |
| |
| |
Bernstein,Addison,Merriman | BSO | Symphony Hall Boston | 1949;03;25 |
Bernstein,Addison,Merriman | BSO | Symphony Hall Boston | 1949;03;26 |
Bernstein | Scala Orch. | | 1950;11;00 |
Bernstein | NBC | NY | 1955;11;00 |
ごめん、1943年のはロジンスキー指揮だ。ワルターの代役でNYPデビューした年、バーンスタインは前座ではあるが早くも
定期公演で指揮している。この時はユダヤ色強いBlochの作品を指揮した。きっとロジンスキーの指揮した演奏は聴いていたと
思うんだが、はて、録音が残ってないので、それが彼に影響を与えたかどうかはわからんな。でも、それから2番は結構な数
上演してるね。演奏した場所がイスラエルのネゲヴ砂漠てのがあって、これなんなん。1967年にはテル・アヴィヴの野外劇場で
も演奏したし。第2番はこういうところで演奏するにふさわしいと考えていたのだろうかね。
1949年のBSOとのはアディソン(メサイアで起用されたね)とメリマン(エレミア初録音の時のソロだ)が独唱してるでしょ。
参考までに演奏時間を3つ並べとく。
| 1楽章 | 2楽章 | 3楽章 | 4楽章 | 5楽章 |
1949年3月25日 BSO | 22'14'' | 10'37'' | 9'39'' | 5'08'' | 32'13'' |
1958年11月13日 フランス国立 | 23'08'' | 10'55'' | 10'10'' | 5'34'' | 33'55'' |
1963年9月29日 NYP SONY | 23'40'' | 11'38'' | 10'08'' | 5'29'' | 33'42'' |
まあ、だいたい早くから形は決まってたようだ。(楽章長くて緩急あるから、こういう比較は危険だけど)
え?どれが一押しかって?
すまないね、1973年LSO盤なのよ。というか、彼の来日記念盤として購入したのがおやじにとっての初2番なんで
刷り込まれちゃった。(終章は36'23''となっておるぞ。)
そろそろ、晩年のNYPを聴きこむ歳になったかなと思う。「春の祭典」のIPO盤は当時はあまり好きじゃ無かったのに、
今聴くとなかなかいいのよね。メール友達のバーンスタインおたくさんと同意見なんだよなあこれが。
一人の音楽家に惚れ込み、新録音を楽しみにしながら長年追いかけられて幸せだった。
自分の年輪に従って、彼の晩年の置き土産をまた楽しんでいくのさ。
(晩年の「悲愴」は早くからトリップ用のドラッグやったけどな)