
御覧いただきありがとうございます。ハカランダ単板を使用しております 1970年製『 中出阪蔵 No.650 クラシックギター 』を出品致します。
■ ハカランダ総単板、エボニー指板という仕様からラベルもしくは品番を取り違えられた個体ではないかと思われます。おそらく当時のNo.1200以上だと推測します。ちなみに当時のNo.650の仕様はローズウッド単板もしくはハカランダ合板となっており、以前入手しておりましたNo.650はハカランダ合板でした。↓↓↓ ■
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1074188967
クラシックギターを弾かれる方でしたら日本の名工「中出阪蔵」は御存知でしょう。日本で初めて本格的なクラシックギターを製作したのが中出阪蔵と言われています。中出阪蔵氏は生前たくさんのお弟子さんを抱え量産していた事から、現在でも阪蔵氏のギターは安い物から高額なハカランダ機まで中古市場でもたくさんの出回っております。(最盛期には月間30本、昭和30年代頃の10年間に3000~4000本出荷していたと言われています。) 中出一門には黒澤常三郎、中村篤、稲葉征司、田崎守男、今井博水、井田英夫ほか…そして阪蔵氏自身の御子息、輝明、敏彦、幸雄 等々著名な製作者がたくさんおられます。
1970年製の本機は阪蔵氏が64歳、1979年には東京の工房を閉め千葉沼津に移り住み1980年にはセミリタイアされますので ( 1980年以降は娘婿である志村二郎の手伝いをしながら1993年までギター製作には携わります。) 本機はお弟子さんと東京の工房で製作されていた時期の個体となります。技術的にも熟成した時期に製作された精良な出音のとても素晴らしいギターです。
本機はスプルース単板トップ( カラーはシダーっぽいですがスプルースです。)サイド&バックには「 ハカランダ単板 」柾目に近いシンメトリーブックマッチの良材が使用されています。( サイドに割れ止めは施されておりません。) 黒々と目の詰まったしたエボニー指板など全単板の個体ではございませんが全体にとても良質で丁寧な作りです。( 塗装はセラックかカシューだと思われます。)
近年ハカランダが採用されたクラシックギターは100万を優に超える価格帯となっておりますし、まだまだハカランダが潤沢にあった1970年でも当時のサラリーマンの初任給の比較から換算すると30万〜最上位機では120万以上となりますので当時からハカランダは最高級材、高級機ではありました。
本機は製造から50年以上経過している個体ですので多少の小傷や使用感は見られるもののメンテは行き届いており、割れ等のダメージも無く良好なプレイヤーズコンディションが保たれております。サウンド面も鳴りも大きく、ハカランダらしいクリアなサウンド且つマイルドでシルキーなトーンを持っています。弦長650ミリ。ナット幅が約50ミリ。弦高は12フレットで6弦で4ミリ程、1弦が約3,5ミリ程となっております。ネックはほぼ真っ直ぐです。中出ギターを探しておられた方や、名工と言われる製作者のギターを1本は欲しいと思われていた方、ステップアップに良質なギターを探しておられた方などにもお勧めです。玉数も少ないハカランダの個体ですので是非この機会に御入手下さい。( 画像にありますハードケースが付属です。)
本機は古いギターですのでもちろんキズや使用感はございます。新品レベルを御希望の方、神経質な方は御入札されない様お願い致します。1970年製のハカランダを採用した『 中出阪蔵 No.650 クラシックギター 』皆様楽しみながらオークションにご参加ください。最後までよろしくお願い致します。
■ 新規のいたずら入札が横行しております。誠に申し訳ございませんが「新規」で入札を御希望の方は質問欄の方に事前に「入札希望」のご連絡を頂きます様お願いしたく思います。ご連絡なく御入札の場合基本御入札を取り消しさせて頂きますのでご了承下さい。(こちらの判断で評価が著しく悪い、過去の取引きで問題有りと判断した方も取り消しさせて頂く事があります。) 勝手ではございますがよろしくお願い致します。
■取引ナビの送信は落札後24時間以内にお願いします。お支払い方法もかんたん決済のみですのでかんたん決済のお手続きも24時間以内 (かんたん決済でのコンビニ支払い、銀行支払いの場合でも48時間以内のお振込をお願い致します。) 落札より丸1日取引ナビのお手続きがない場合は入札を取り消しとさせて頂きます。(は2018年3月1日より商品が落札者様に到着し『受取連絡』手続き後出品者への支払いというシステムになりましたので、落札後に受取の延着もお受け出来ませんし、その様な方も御入札されない様お願い致します。) その場合私の意思とは関係なくシステム上「非常に悪い」の評価が付きますことをご了承ください。ご理解の程よろしくお願い致します。
(2025年 11月 8日 11時 53分 追加)■ 訂正 ■
誤り「 全単板の個体ではございませんが全体にとても良質で丁寧な作りです 」
訂正「 全単板でとても丁寧な作りです 」